友人が気軽にアフタヌーンティーをしたいということで、ナショナル・ギャラリーの新館Sainsbury Wingにあるティールームに出向いた。ここは、 リーフティの紅茶がついて12ポンドとお値打ち。シャンペン・アフタヌーンティーでも18ポンドと懐に嬉しい価格だ。
土曜の午後だったので、もちろん我々はシャンペン・アフタヌーンティーをオーダー。シャンパンはしっかり冷えていて、このプライスなのになかなか美味しく好印象と皆の一致した意見。紅茶は日本茶も含めて数多くの種類が用意されているのも嬉しい。
シャンペンを飲んでいるとシンプルな2段のトレーがやって来た。上段にはサンドウィッチ2切れ、ほうれん草とチーズのパイ、そして、下段には切り分けられた小さなケーキやクッキーが6個ほど載っていた。うん、これだけ載っていたら文句はないといつも思う。
さて、肝心なのはお味。サンドウィッチは、たっぷりのマーガリンが気になったが、パンもしっとりしていて、フレッシュに作られている。おもしろいのがほうれん草とチーズのパイだ。ちょっと味に変化があっていいな。
あれ?下段のケーキの内容が前回来た時と違う。もちろん、数は同じだが、前回クッキーはなく全部ケーキ類だった。( 比較写真を見て!) 土曜日で客が多かったせいで、内容が変わったのかもしれないなぁ。ちょっぴり残念。まあ、どちらにしても全部平らげるには、ムリがあるので、まあ、いいか。ここのアフタヌーンティーは、基本は英国の伝統な菓子を使うことのようだ。特にベークウェルタルト。これは、ショートブレッドの上にキャラメル、その上にチョコレートとさすがに甘いお菓子だが、これが英国人にはうれしいようだ。スコーンは、クリームが既に塗ってありさらに半分に切られているので、たっぷりのクロティッドクリームとジャムをつけたスコーンが食べられるアフタヌーンティーを夢見ている方には、ここは向かないなー。その他キャロットケーキ、レモンのパウンドケーキ、イチジクの入ったケーキなど小さくカットされているが、さすがに全部をクリアするのは大変。やはりお昼を抜いてきた友人たちも途中でギブアップ!!
途中、紅茶にお湯を足してくれるお願いもサービス精神満点で、このお値段は大満足。
美術館鑑賞の後に気軽に立ち寄れるのが人気のようで混んでいるが、広いティールームなので予約は必要ないようだ。アフタヌーンティー用は奥のテーブルを用意してくれるので、入店した際に伝えるのを忘れないように。
ベーカリーなどはホームメイドで、英国の伝統的なお菓子やチーズなども食べられるので、普段使いでも重宝するティールーム。いい店に出会ったという気分でうれしかった。(か)
2006年11月取材
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