ロンドンの中華街でのお昼は飲茶がお薦め。初心者は、実物を目で見て選べるトローリーが回るスタイルのレストランが楽しくていいだろう。竜の看板で有名なチェン・チェン・クーに久しぶりに行ってみた。
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いつも観光客で賑わっているレストランだ。広いので大概は待たずに入れるのがいい。レストランに入ると、あちらこちらでトローリーが回っているのがワクワクする。
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システムは簡単。テーブルに立ち寄るトローリーをのぞき、欲しいものがあったらオーダーする。テーブルに置かれた伝票に頼んだ料理が記入される。伝票には、Small, Medium, Large, Special, BBQとあるが、価格が書かれていないのが、ちょっと心配。蒸し物は大概 Smallで£2.10、ちょっと手が込んでいるワンタンヌードルなどは、 Largeで (£4.50) 。
◆◆◆ さあ、注文。蒸し物のトローリーからは、エビシュウマイ、ピーナッツ入り 蒸し餃子、エビの腸粉を頼む。一度に沢山暖かいものを頼むと冷めてしまうので、コツは一度に欲張らずこまめにトローリーからもらう事。
◆◆◆ 次にやってきたのは、ワンタンヌードルのトローリーだ。面白いので頼んでみた。まず麺を暖めてハサミで短く切る。このハサミ、 茹でた野菜を切ったりとあちらこちらで包丁の代わりに活躍しているのがおもしろい。ワンタンヌードルは、かなりさっぱりした淡白な麺だ。
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大根餅などを焼くトローリーもあり、ついつい珍しさで頼んでしまいそうだ。お粥やデザートのなどを運ぶトローリーもある。ついついトローリーの中味が気になり、落ち着いて食べられない気がするが、 自分の欲しい料理を運ぶトローリーを呼ぶ事もできるので、ゆっくり食べて。
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変わった飲茶では、鶏の足の蒸し物。 ゼラチン化した骨ばかりの足で美味しさより、見てくれでどうしても選べないなー。デザートは、ココナッツミルクに入ったタピオカがいい。
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量は比較的多いが、お味はちょっと全体に濃いめかな。特にチマキはちょっとコショウが効きすぎていたので、残念だった。ここで、飲茶の楽しみを覚えたら、次回は味に定評があるレストランで味を追求するとよいかも。
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(2006年7月取材)
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