ロンドンにはいろいろな国のレストランがあるが、英語ではGeogian(ジョージア)、日本語ではグルジアという国をご存知だろうか?旧ロシアの 一つでトルコの右隣にある国。いったいどんな料理を出してくれるのか楽しみで行ってみた。
ロンドン北、ホロウェイロード沿いHighbury & Islington駅より5分にあるこの店の外観は、ちょっとバーのように見えるが、中にはいると赤と黒を基調にしたこざっぱりとしたレストランだ。
お腹がすいていたので、さっそくオーダーだ。スターターは、パンと2品がセット(2人前 £10.45)になった数種類の中から、我々は名物のチーズパンが入ったkolhetiを注文。パンは、間に薄くチーズが引かれ、出来たてでアツアツだ。ちょっぴり甘くて なんだか菓子パンのようだが美味しい。セットの2品は、ナスとビートルートのピューレと書かれていたが、出された品はクタクタになったカレー味のナスと、 にんにくたっぷりのちょっぴり不思議なスパイスの入ったビートルートの千切りサラダ風。どちらもスパイシーでパンの甘さとのコントラストがいいな。
ジョージアのワインは、有名だというのでの赤のTamada(ボトル£12.45)を注文。まろやかで口当たりのよい甘めで飲みやすいワインだ。
メインに頼んだウォールナッツとチキンのカレー(£8.95)は、何処のカレーとも似てなく家庭的な味だ。コーンフラワーとご飯をミックスしたサイドもおもしろい。連れが頼んだピーマンとトマトのライス入り(£7.95)は、マッシュルーム等が入った混ぜご飯をビーマンとトマトに入れてオーブンで焼いたもの。ヨーグルトをかけてちょっぴりスパイシーでなんだかメキシコ風。
さて、お楽しみのデザートだが、残念!!あまり種類はないなあ。面白さでベークドアップル(£3.45)を頼んでみた。まるごとのリンゴをオーブンで焼いたようでスプーンをいれると柔らかい。中に入ったレーズンとリンゴの組み合わせが、アップルパイの中味を食べているような味だな。たっぷりのナッツとヨーグルトのアクセントがよく、最後までおいしく食べられた。
さほど混んでいなかったが、ちょっと料理の出る時間が長いなーと思った。でもスタッフは、丁寧だし文句はない。たまには、予想がつかない料理を食べてみるのも悪くないなー。
(2006年6月取材)
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