ビルマ料理のレストランがあると聞き珍しさに惹かれて行ってみた。たぶんロンドンでは唯一のレストランだろう。場所は、ロンドンの北、エッジウエアーロード(Edware Rard)。ローカルな街のレストランという雰囲気で、決してお洒落でも綺麗でもないが混んでいた。
さっそく注文。メニューを見ると、インドと中華の間の料理と説明されている。スターターには、揚げ物が多い。面白さで頼んだ、もやしのフライ(Bean Sprout Fritters £2.40)は、こんなもやしの使い方もあるのかと思わされる一品で、スパイシーな粉にまぶして揚げてある。チキンサモサ(Chicken Samosa £2.10)は、インド風というより中華風な味付け。どちらも3つのソース(タマリンド、醤油、チリ)をお好みでかけて食べるビールにあうスターターだ。もうひとつ頼んだ生パパイヤサラダ(Raw Papaya & Cucumber £3.90)は、歯ごたえがあり、コリアンダーが効いたお勧めの品。ラオのビールを勧められたが、味が薄い。ダイガービアのほうがおいしいな。
国民的な料理というエビ入りココナッツヌードル(Noodles Coconut £7.90)は、マイルドなタイ風カレーに麺が入っている感じ。焼きそばとスパゲッティの中間といった感じの麺が、ココナッツいっぱいのカレーに入り、なんともいえず後引くうまさだ。後からくるちょっぴりスパイシーな辛さもいい。ビルマでは、食事を指で食べるが、こうした麺類は箸ではなくスプーンを使用するそうだ。しかし、ここはロンドン、フォークをだしてくれるので安心。
連れの頼んだラムのカレー(Country Style Lamb £6.50)は、インドのこってりしたカレーとは違い、ルーが薄い。スパイスの配合も違い、 辛さが後からくる。なんだか家庭的な味だ。
デザートに頼んだファルダ(Faluda £2.90)は、一見イチゴのクリームフロートに見えるが、味はローズウォーターが入り、底にはタピオカやなんと春雨みたいなモノが入っているなんとも不思議な飲み物だ。ちょっと変わっている。
店員はフレンドリーで、なんでも丁寧に説明してくれる。席が28席しかないので予約は必須。ちょっと変わった料理が食べたい方には、お勧め。しかし、レストランに雰囲気を求める方にはお勧めできないなー。 |