ロンドンの土曜日にアフタヌーンティーをいただくには、予約は当たり前。ちょっと名の知れたところに行くには、2週間前の予約でも難しいくらいアフタヌーンティーが人気なので驚く。そんな中、見つけたのがロンドンアイの裏にあるマリオットホテルのティーラウンジ「 The Library」。 入り口が分かりにくくためなのか、混んでいないのがありがたい。
アフタヌーンティーをいただくお部屋「The Library」は、名前のとおり沢山の本が置かれ、広々とした豪華な図書館のようだ。それもそのはず、このホテル、1922年から80年代までロンドン支庁(County Hall)だった一部を使用しており、この部屋はメンバーの図書館だったそうだ。本箱や彫刻は、その当時の物が残されており雰囲気がある。
さて、アフタヌーンティーの内容だが、3段のトレーには小ぶりのケーキ、手作りスコーン、サンドウィッチが並ぶ。ケーキはやや甘めだが、ムースやクリーム、スポンジ系などの種類を揃え、気が利いている。クリームは手作りのクロテッドクリームでとってもおいしいー。ジャムも手作りで果肉がたっぷり入っている。サンドウィッチは、サーモンなどの定番の他、ローストビーフもある。ティーは、紅茶、ハーバルティーの中から選べるが、残念なことにティーバックを使用。しかし、ウェイトレスが何度も紅茶のお代わりを尋ね、その度に新しい紅茶を入れてくれるので、気分がいい。3度目に頼んだ時には、カップ&ソーサーまで新しく替えてくれるサービスには脱帽だ。
ともかくすっかりくつろいでしまいなんと4時間もいたが、嫌な顔もせず、とてもいい気持ちだった。その上、 値段も19ポンドとお手頃な点もうれしいなー。
派手さがなく、ちょっと取り残されたようなホテルだが、しっかりとしたサービスと広々とした空間が素晴らしい。知り合いの家にいるような、とても居心地のよいひとときを過ごせ大満足だな。
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