ピエール・マルコリーニの店舗
ハートとゴルフボールが効いている チョコレートセット
パトリック・ロジェの店舗
ディスプレイがきれい
緑色がシンボルの シンプルなチョコレート
ジャン・ポール・エヴァンの店舗
これがチーズ入りチョコレート
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Pierre Marcolini
ピエール・マルコリーニ
ベルギーのショコラティエとして、本場ベルギーでは8店舗、ロンドン、東京、大阪、ニューヨーク等に店舗を構えるピエール・マルコリーニ。ベルギーや日本では、ケーキ類も扱うが、パリではチョコレートのみ。ショップには、日本人スタッフがいて親切に対応してくれたのはうれしい。
彼は、チョコレート職人だけでなく、 パティシエ(ケーキ職人)、グラシエ(アイスクリーム職人)、 コンフィズール(砂糖漬け菓子職人)の4つのディプロマを持ち、菓子職人の世界大会での優勝など、数々の受賞暦がある。チョコレートに関しては自ら、ココアの農園に出向き原料のチェックするほどのこだわりを持っている。
さてチョコレートだが、タイムやアールグレイと言った従来にはない味とのコンビネーションがいい。詰め合わせにしたときのアクセントとなる赤いハートやゴルフボールは、色どりだけでなく味にも工夫がされて完成度が高い。味は、甘〜いというよりもなぜかさっぱりとしたチョコレート。チョコレートでこんなに品よくできるとは、素晴らしい。ベルギーで生産されているので、ロンドンで購入するより、パリやベルギーで買い求めるのが安めだそうだ。
Patrick Roger
パトリック・ロジェ
サンジェルマンの大通りにあるせいだろうか、多くの通行人がひっきりなしに店を覗いている。パトリック・ロジェは、フランス国家最優秀を取得した経歴をもつショコラティエ。豆の原産国別チョコレートバーを販売するなど彼も豆にこだわりをもっている。
チョコレートの形は、かなりシンプル。基本は、薄い厚さの正方形で、中の味を示すには表面に線や少量のナッツ類で表現する程度といったミニマリズムのチョコレートだな。めずらしい中味では、酸味のあるフルーツ味を使っていることかな。リッチでコクがあるチョコレートでありながら、やはり甘めが抑えてある。ショップはフランスのみというレアなお店だ。
Jean-Paul Hevin
ジャン・ポール・エヴァン
国際コンクールの数々の賞を取るジャン・ポール・エヴァン。彼の店に入った瞬間、チョコレートの香水でもまいているのかと思ったほど、店内にはココアの香りが充満していてうっとりしたが、働くスタッフは毎日では大変だろうな。
ジャン・ポール・エヴァンは、日本で仕事をしていた経歴をもつためだろう、店はパリと東京、広島、九州にある。ここには、チーズ入りという珍しいチョコレートがあると聞きそれを購入した。
羊のチーズ、カマンベール、ブルーチーズなどがチョコレートに包まれ、表面にはアクセントになるロースマリーやナッツ類が載り、そのコンビネーションが意外にもおいしいチョコレートに出来上がっている。口にいれた瞬間は、普通のチョコレートの味がし、最後にチーズ味が残る。
おもしろいのは食感だ。中のチーズが冷たく感じて、まるでチョコアイスバーを食べているよう。これは、大人向けのチョコレートだな。
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