わがまま、ヤウチャ、ハッカサンなど、話題のレストランを立ち上げたアラン・ヤウの妹が、エンジェルにタイのレストランをオープンさせたと聞き、訪れてみた。
細長いスペースを上手くレイアウトし、大きな照明、ユニークな形の手作りの皿、ウエイトレスの可愛いユニホームと演出の1つ1つがとても好感が持てる。この気配りは、料理にも反映されているはず。これは期待できそうだな。
さっそく注文だ。スターターには、寒い夜にピッタリの定番!トムヤンクン(Thom yan Goong £5.90)とクリスピーダック(Crispy Duck £4.00)を。
トムヤンクンは、具と香草野菜がたっぷり入り、コクがあるぞ。しょうがも日本の味と違っておいしい。適度な辛さもあり、オリジナリティーいっぱいのトムヤンだ。なかなかいいスタート。クリスピーダックは、べテルという葉の上に、みじん切りされたダック、グレープフルーツ、ショウガ、ネギなどが載り、クルッと巻いて食べる。葉の堅さと中身の具の甘さとチリ、スパイスがミックスされた、さっぱり系のスターターだ。メニューからのイメージでは、もっとダックが沢山使われていると思っていたが、この意外な驚きは悪くない。
メインには、海老のカレー(Red Prawn Curry £8.00)、イカの炒め物(Squid Stir Fry £8.50)とちょと気になる名前の朝顔の炒め物(Morning Glory Stirfry £6.50)を興味津々で注文した。
大きなチリが載って出て来た海老カレーは、インパクトのある盛りつけだ。味は上品でうまい。海老は、フレッシュで素材のよさが伺えるな。残念なのは、そのルーの量が少ないことかな?これ1品だったら、ちょっと淋しい食事だろう。イカは、アニシードに似た独特な味付け。オクラと思って口にいれたら、緑のチリだった。ハァー、かなりスパイシー。
料理がスパイシーなので、お勧めの飲み物は、甘さのあるフレッシュジュース。特にマンゴがおいしい。名前に惹かれて頼んだ朝顔は、予想に反して、かなりイケる!!朝顔というより、茎の太い葉っぱをガーリックとフィッシュ・ソースで味付けしたシンプルな炒め物だが、ハシが止まらない。満足だな。
デザートは、タゴ(Tago with Taro and Lotus Seed 4.50)を頼んだ。笹の葉を上手く加工し箱を作り、その中にナッツの入ったゼリー、その上にココナッツクリームが乗りさっぱりとした甘さのデザート。スパイシーな食事の後には、よくあうなー。そして、この冷たさもなかなかいい。
エンジェルでは、トレンディーなレストランのオープンが相次ぐが、消えていく店も多い。このお洒落なタイレストランが、どこまで頑張ってくれるのか、楽しみだな。
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