紅茶をガーゼで包む独特なティーバックを販売しているフランスの高級紅茶専門店マリアージュ。紅茶の販売店としてすでに知っている方も多いかと思うが、ショップの上にティールームがあるのをご存知だろうか? 以前偶然に入ったこのティールーム、ケーキがあまりにもおいしかったので、今回もまたあのケーキが食べたくて立ち寄ることにした。
マリアージュは、パリに3店舗あるが、今回もサン・ジェルマン・デ・プレにあるマリアージュに寄った。2階のティールームは軽食ができるため、いつでも混んでいる。階段を上ったあたりで見える店内の座席が埋まっていてもあきらめないで。奥にも席があるので、そう長く待たなくても座れることが多い。
さずが、17世紀から営業している老舗だけあって、ダージリンだけでも63種、その上、ファーストフラッシュ21種類、セカンドフラッシュ42種類がある。めずらしお茶として、秋やモンスーンの時期の紅茶、深い緑のダージリンの紅茶から日本茶までなんと500種類のお茶を扱うそうだ。
3:00-6:30は、アフタヌーンティーの注文ができ、フォアグラのサンドウィッチとケーキ付きで28ユーロ(約£20)が楽しめる。軽食もあるが、おすすめはやっぱりケーキだ。いつ来てもすばらしいと思うのは、パイやタルトの生地がサクサク、パリパリしていて、全体的に品のよい甘さだ。
ケーキのメニューはないようで,ケーキがディスプレイしている前までに出向き、内容を確認してオーダーするとよいだろう。スタッフは、英語でも流暢に応えてくれて、とてもフレンドリーだ。
今回食べたのは、ミルフィーユ,チョコレートケーキ、ピスタチオクリームのフルーツタルト。
ミルフィーユには、なんと上品で優しいクリームが入っているのだろうか。そしてサクサクとしたパイ生地との相性にうっとりしてしまうほど。そして、チョコレートタルトは、ちょっと変わっていて、アールグレーの風味がチョコレートに加えられ、紅茶と一緒にいただくのにピッタリ。リッチでたっぷりのクリーミィーなチョコレートは、甘みを抑えた大人のタルト。甘いケーキが嫌いな人でも、美味しくいただける。
フルーツタルトは、ピスタチオクリームの緑が、カラフルな果物とのコントラストをつけ、見た目ですっかり引かれてしまった。ピスタチオの癖のあるクリームに、甘みのついたフルーツがよく合う。ちょっと病み付きになる組み合わせだな。(3種類のケーキは全て7ユーロ約£5)
紅茶は、ポットでサーブされ9ユーロ(約£6.3)が一般的な価格。一番高いお茶は、フナンのお茶で37ユーロもする。
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