いいフィッシュ・レストランがあると聞いていってみた。 Back to Basics は、オックスフォード・ストリート裏にある30席あまりの庶民的な店。魚の仕入れによりメニューの10種類以上は、毎日変化するという。新鮮な魚を使用する証拠だろう。
スターターには、生牡蠣やエビや蟹が並ぶが、メニューを見ると大好物の魚のスープ(Fish Soup £ 7.65 )がある。毎日あるとは限らないとまで書いてあるではないか。こんな誘惑には勝てない。さっそく頼むことにした。ちょっぴりホットな味のスープは、ムール貝、エビ、白身の魚、アサリとダイナミックなクルトンが入ったボリュームたっぷりの文句のないポーションだ。これから寒くなる日には、丁度いい。
魚料理は、バター焼きなどとシンプルになりがちだが、ここの料理は、イタリア風、フランス風、地中海風などちょっと工夫されているようだ。メインには、貝と蟹のパスタ(Pasta, mussels , clams, crab claws £ 7.25 、 £ 14.25)のアペタイザー(小さいポーション)と、カジキマグロのステーキ(Swordfish Loin Steak £ 15.95)を注文した。
スパゲティーの麺は、ホームメイドらしくフレッシュで柔らかい。クリームとオリーブオイルのスープスパゲティーでタイム味がポイントになっている。大きな蟹の手が2つも載っているのはうれしいなぁ。ホームメイドの麺は、具との絡みはとてもいいのだが、腰がないのが物足りなく感じた。次回は、ペンネを試してみよう。
連れのカジキマグロは、大きなポーションでスライスされたパルメザンチーズがたっぷり乗っている。フレッシュなカジキのジューシーさが残る焼き具合は、なかなか上手い。カジキの下には、ニョッキとバジルのソースが敷いてある。魚料理は、ソースの味が強かったり、量が多かったりすると魚本来の味を殺しかねない。この料理は、上にチーズ、下にソースと好みでそれらを調整できるので、カジキの味をしっかり堪能できる。気が利いているな。
魚料理は、鮮度が命。 Back to Basicsでは、ぜひ、本日の料理のメニューから注文するのが正統だろう。秋から冬にかけておいしい魚が出揃うので、ぜひ、出かけてみては? |