前から気になっていたイタリアンレストランに行ってみた。
場所は、ロンドンSOHOにあり、数件隣には同経営のジェラードショップ「GELUPO」もある。
店は、入り口近くにカウンターで食べられるスペースがあり、その奥にテーブル席もあるがこぢんまりとしている。
イタリアは、地域特有の料理が多いと聞く。ここのメニューには、料理ごとに地域名がかかれてあり、多くの料理は小と大のサイズがあり、酒のつまみに小サイズだけを頼むこともできるのはいいなー。
さっそく注文しよう。スターターには、イタリアの刺身版ローズマリーとオイルでたべるCruditá di mare (小サイズ £9.50)と自家製イノシシのハムとペコリーノ(Boar salame with pecprino小サイズ £8.50)を。刺身にレモンをぎゅっと絞ってかけ、口にいれたら、ローズマリーの味が程よく染み込み旨いぞ!!甘エビはさらに甘さがよく引き出され、こんな食べ方もあるんだとうれしい発見。
イノシシのハムは、胡椒がよく効き、深みのある味。付け合わせのペコリーノも塩気があるタイプなので、重めの赤ワインが似合うかな?客層は中年以上といった感じで、店内の照明も落ち着いており、ゆったりとワイングラスを傾けて、話に興じている。
さあ、我々はメインに移ろう。オレチェッテのパスタ(Orecchiette 大サイズ £14.00)とキノコのリゾット(Wildmushroom risotto 大サイズ £17.00)を選んだ。丸いパスタは、パスタのゆで方がよく、スパイシーなサラミの辛さ、トマトがとても相性がよく、なんともおいしいだ。もちろんバターや、パルメザンの味にも助けてもらっているのだろうけど、こんなおいしいリゾットは食べたことがない!というぐらいの上品な美味しさとの出会いだ。
デザートは、葡萄のかき氷風とリコッタオレンジケーキ。ジエラードよりももっと荒いかき氷のようなデザートGranitaは、葡萄の香りがよくでている。食事のあとには、さっぱりするおすすめのデザート。一方、リコッタオレンジケーキは、オレンジ、マジパンなどの味はよくでているが、ちょっと重たいデザートなので、満腹具合とよく相談したほうがいいかも。
ともかくロンドンでは、なかなか個性豊かで美味しいイタリアンと出会えないが、ここのレストランは美味しい料理を食べさせてくれる貴重な店。また、来たいなー。(か) 2011年2月取材 |