シーズンが終わる前に、おいしい牡蠣が食べたかったので、最近話題のWright BrothersのOxford Circusリバティーの裏にあるsoho店に行ってみた。このレストランは、牡蠣の養殖所を持つとは聞いていたが、それがなんとイギリス南西コンウォールにある英国皇太子チャールズの私有地内にあるという。皇太子は、Duchyという名で様々な商品をだしているが、ここで取れる牡蠣の名前ももちろんDuchyだった。
さっそくスターターとして、牡蠣を選ぼう。この日は、5種類の牡蠣があった。もちろんここで養殖している Duchy (!) native、 以前食べておいしかったエセックスのMaldon、そして、ドーセットのBrownsea Island(すべて英国産) を注文(各3個づつ£6.5〜)。
牡蠣の他、蟹、エビ、貝など自分の好みで選んでシーフードプラッター にしてもいいが、我々は牡蠣のみにした。
運ばれて来た牡蠣には、丁寧にも牡蠣の殻でそれぞれに名札がついていた。3種類がわかるようにという親切な配慮だろう。気が利いているなー。それぞれの味だが、Maldon/この中で一番上品でクリーミーな味わい。Duchy native/肉厚で味に深みがある。Brownsea Island/ワイルドで複雑な味わいでちょっとクセがある。どれもフレッシュで旨かったが、 私はBrownsea Islandが特においしいなーと支持したが、連れはDuchy nativeが最高!と主張していた。
さて、メインには本日のメニューからRost Hake(タラ一種。2人前£30)を頼んだ。魚はフライパンに入ったまま運ばれて来た。なんともダイナミックだなー。タラは肉厚で弾力があり、新鮮さが感じられる。バターに漬け込んでいた小エビと調理しているため、バター、エビの味、塩加減の3つが淡白なタラによくあう。サイドに頼んだグリーンサラダは、シャキ!としていてこんなしっかりした生野菜もあるんだなーと感心した。ボイルドポテトも程よく塩加減がされていて、細かいところまで力が入っていていいぞー。
デザートは、チーズとソルベを含んで4種類のみとシンプル。私はチョコレートポットとヘイゼルナッツ(Chocolate pot & hazelnuts £5.50)を、連れはチーズ(£10.50)をオーダー。チョコは、クリーミーで甘さ控えめ。上に載ったヘーゼルナッツ&クッキー地がカリッカリッと香ばしくて旨い。チーズは、有名なニールズ・ヤードからで、チェダー、ブルチーズ、羊のチーズ。さすが期待を裏切らない味だ。
レストランといってもは、カジュアルな感じ。3つのフロアーがある。天井も高く、照明のトーンが落ち着いているのか、とてもリラックスでき居心地がよかった。
料理もよし!フタッフもフレンドリー。ぜひ、また行きたいフィッシュ・レストランだ。 (か)
2011年2月取材 |