シティー界隈でガストロパブに行きたいと探したら、old street駅近くにある「The Prince」が評判がいいので行って来た。
1階はパブでここにはパブメニューもあるが、予約が出来ないので2回のレストランに予約をしていただいた。レストランは、 古いイメージに上手く現代さを取り込んだ落ち着きのある内装に仕上げてある。スタッフは、とてもフレンドリーで、優しく、まるで知り合いの家に来ているようなリラックスでき気持ちがいい。
さて、さっそくオーダーだ。スターターには、大きなエビとロブスターのソース和え(Kingprawn & Lobster Cocktail £7.50)を。Prawn Cocktaiは、エビをヨーグルト、ケチャップ、ウースターソースなどのミックスソースにからめる典型的なイギリスのスターター。ちょっとお洒落な所では、カクテルグラスなどに入れる。ここのは、エビだけでなくロブスターが入り、盛りつけもオリジナリティーがある。焦がしたレモンがつけ添いだ。リッチな内容で満足だが、ソースが一般的な味なので、もうひと工夫があるといいなー。
メインには、ローストラム(Pink Roasted Lamb £17)と、連れはマッシュルーム タルト(Wild mushroom Tart £12.50) を注文。やって来たローストラムは、盛りつけがいいので、期待ができるぞ。肉はピンク色で焼き具合がいい。シナモンを使い、肉がほのかに甘い。ソースが凝りすぎているのだろう、全てを食べ終えた時には、ちょっと重い感じがした。
一方、タルトは、パイ生地の上に大きなマッシュルームがどんと乗り、その上にソースがかかっている。マッシュルームは歯ごたえがあってよいが、ベジタリアン料理なので、ちょっと物足りなかった。料理をさらに美味しくてくれる大事な要素、盛りつけがどれもセンスがいい。
デザートは、特に興味を惹かれる名前が見つからず、お腹も丁度いいので、タルトタタン(Tarte Tatin £5.50)を1つ注文し、スプーンを2つ頼んだ。想像していたのは、大きなケーキを切り分けた1ピースだと思ったが、運ばれてきたのは、1人前サイズで下のパフ生地の形が波を作り愛らしい仕上がりだ。リンゴ、アイスとどれも甘さ抑えめで上手い!!
大胆な料理の組み合せで驚きなどを与えると言うレストランではないが、定番のメニューを盛りつけやちょっとだけの工夫をしながら、お客をもてなしす料理をだす姿勢に、大変好感が持てる。(か)
2011年1月取材 |