レスタースクエアー駅裏、コベントガーデンエリアにオープンしたボンベイカフェに行ってみた。
黒と白の小洒落たカフェスタイルがインドのカフェとは新鮮な感じだ。セピアの写真、沢山の鏡、 一世風靡をしたベントウッドの椅子などのインテリアがこの店の特徴。最高時の1960年には400店にあったこのスタイルの店がボンベイではどんどん減り、今では30数件だとか。そのイメージのままロンドンにオープンしたそうだ。朝食からランチ、ディナーまでオープンしているが、メニューには、軽くつまめる料理が多い。我々は、ここにランチを食べに来た。
寒いのでチキンスープ(CHICKEN £3.90)、豆料理のレンズ豆のシチュー(HOUSE BLACK DAAL
£4.50) 、本日のカレーのラム( RUBBY MURRAY£7.90) 、そして、ラムの巻物(LAMB TIKKA
£6.90) を頼んだ。
チキンスープは、透き通っていてチキンの味がよく出ていて、レモンクラスがちょっぴり効いてスパイシーでうまい!スープだ。レンズ豆のシチューは、クリーミーでスパイシー、後から辛さを感じる。寒い冬には身体かあったまってこれまた美味しい1品だ。本日のカレーと書かれている「RUBBY MURRAY」。 RUBBY MURRAYって?と連れの英国人に聞くと、これがカレーと韻を踏んでいる言葉で、I am going for a RUBBY MURRAY. とは「私はカレーを食べに行く」とう意味になるとか。さて、こちらのお味はいつもインド系のカレーとは違い、スパイシーなラムポット料理という感じでボリューム感あり。カレーは単体なので、ガーリックナンを頼んだ。これが香りよく、小ぶりで薄く、品がよく味もいい。
そして、ラムの巻物は、たっぷりの野菜やハーブ、ミントソースなどとラムを一緒にパンケーキのような皮で捲いてあるが、ちょっと蛋白な味なので、スパイシーなチャツネをつけて自分好みにするといい。ともかくスパイス、ハーブなど今迄に味わったことがない複雑な味の料理が多いが、スパイシー好きならこの味を楽しめるだろう。全体に上品なのもうれしい。そうそう、ラッシーも上品でお勧めだ。
それとトイレも凝っている。各個室には、ガラスのケースがあり、薬や石けんを飾ってありまるで小さなお店のようだ。
カフェだから気軽に立ち寄り、ちょっと食べ慣れていないスパイシーなこの味を試してみては?
(か)
2010年11月取材 |