ちょっと実験的な料理を出すレストランがあるよ。と友人から聞いたので行ってみた。場所は、Farrington駅から5分程度にあるSt John's Squareにある。
大きな家を改装したような作りで、2階のレストランは、いくつかの部屋に分かれているので、プライベートのパーティも出来そうだ。
メニューは、スナックとスモールプレート、メインと書かれている。この区分けが気に入り、スナックから2つとメインを1つ頼んだ。
Salt & pepper cuttlefish(£6.70)は、 紋甲イカのように分厚いイカがフライしてあり、そこにあるミントソースとエキゾチックなチャツネがちょっと甘くてスパイシーでうまい。うまい。後引くうまさだ。それにイカはとても柔らかくて、もっと食べたい感じだ。いいスタートだな。
スナックとして頼んだサラダSalad of charred sweetcorn(£7.20)は、焼きトウモロコシがはいているサラダ。この歯ごたえ、香ばしさが味のポイント。フェタチーズとアボガドの柔かさとのコンビネーションが面白い。そして、ちょっとターメリックの味が隠し味になり、また次回も頼みたいくらいファンになってしまった。
さて、メインにオーダーしたPork Berry, wakame-soy(£16.50)は、分厚いベリーの豚肉で表面はカリカリに焼かれ、中はとろけるとうに柔らかい。アップルソースがついているのは一般的だが、ここに 醤油味のわかめとレントル豆が、付け合わせでベリー肉の下に敷かれている。我々日本人にとって、この付け合わせは、まるで煮物の感じ。同じく付け合わせのアップリソースとぶつかる気がした。
デザートは、抹茶のメレンゲ(£7.00)にした。これが面白い。メレンゲの上には、グリーンのチリを揚げて砂糖でコーティングしているものが載っている。このチリ、かじってみると甘くて、辛い。これがバニラクリームの甘さと抹茶の苦さと交じり、甘さを押さえたスィートとして出来上がり、なんともいいのだ。色もグリーンで、新しい感じがした。
なるほど、組み合わせが面白い。実験的な料理をだすなーと感心した。夜は、メインを取らずに、スナックとスモールプレートを数種取ってワインを楽しむのがいい感じ。2コースランチが£18.50であるというので、こちらはどんな感じがまた来てみたいレストランだ。(か)
2010年11月取材 |