サンデーランチを食べに行こうという友人の提案で、 Muswell HillとEast Finchleyの間にある評判のいいガストロパブに行った。
店内には、子供や両親を連れての会食で賑わっていた。パブ特有のカウンターの存在が目立たないので、レストランという印象だ。奥には、大きなソファーがあり、子供達がリラックスできるスーペスとして使われていた。
典型的な日曜の食事であるローストビーフ(£15.95)とローストラム(£15.95)を頼んだ。その前に、スターターとして、トマトとゴッドチーズのサラダ(£5.95)も1つオーダー。
サラダは、程よく暖められた大きめのゴッドチーズが野菜の上に乗り、ボリューム感があるコストパフォーマンスがいい一品だ。蜂蜜が入ったドレッシングが、チーズの塩っぽさとほどよく調和し、なかなか美味しいサラダに仕上がっている。
さあ、メインのローストがやって来た。ローストビーフには、ヨークシャプティングを始め、カリフラワーチーズ、カリカリに焼かれたローストポテト、カブと人参のマッシュ、キャベツと定番の付け合わせが付き、結構大きなポーションだ。ランチ時に一斉にサーブするからか、誰でも食べられるようにとビーフはウエルダンに焼かれていた。肉の味はなかなかいいのだが、私は、やはりせめてミディアムぐらいの焼き具合が好きだな。
ローストラムも付け合わせは同じで、肉の量もたっぷりと、こちらも大きなポーションだ。ラムはピンク色が残り、なかなかいい仕上がりだ。
サンデーランチの後の夕食は、食べないか、軽く済ますことになる。という理由を見つけて、デザートを頼む事にした。イギリス風のデザートが品切れになっていたのでティラミス(£5.00)をオーダー。これは、イタリアのケーキなのにすっかりイギリスのデザートになっているようで、何処のレストランでも見かける定番のケーキ。
生クリームがフレッシュで手づくりのよさがよく出ている。ちょっとお酒の味を控えめにしているのは、子供も頼むからかな?
全体的に家庭的な味付けで、なかなか美味しかったと、連れの英国人はご満悦な顔だった。テーブル数は、沢山あるがかなり混んでいたので、家族で出向く時には予約をするか食事の時間をずらして訪れるといいだろう。
(か)
2010年5月取材 |