ロンドンのトルコ料理のレストランは、ピカデリーラインのManor Houseを中心としたグリーンレーンズ(Green Lanes)のあたりに集中している。ローカルな場所だが、行列ができる店があるので紹介したい。
店先には、大きな石釜がある。ここで焼かれるトルコ風ピザが人気で、夜の店の中はテイクアウトを待つ人やテーブルを空くのを待つお客でごった返している。
この地域で食べる特典としては、ともかく安いこと。1人15ポンド程度でたっぷり食べられる 。サラダやティーが無料でなんだか、得した気になる。お腹もいっぱいで、本当に大満足だ。
Antepliler で食べて欲しいのは、スターターのドルマ(Dolma £3.75)。葡萄の葉でご飯を包んだもので、メインが来る前の胃袋に丁度いい酸味だ。自家製なのだろう、ここのは、ともかくフレッシュでとってもうまい!それとラムのミンチが載った薄いピサ(Lahmacun £2.00)もお勧め。これには、小皿のサラダが無料でついて来る。周りのテーブルを見ていると、このサラダをピザの上に載せ、捲いて食べている。1人で2、3枚を頼み、それを食事としている人達が多い。何も飲まなければ、6ポンドで夕飯は終わりだ。この薄いピザは、ニンニク入りとニンニクなしの2種類があるが、なぜか、ニンニクなしのほうが、ラムの臭さも気にならずお勧めだ。
そして、一番人気は定番のシシケバブ(Shish Kebab £7.50)。ラム肉を串に刺し、炭で焼いたもので、マリネの味が店の特徴になる。ここのは、調和のとれた上品な味に仕上がっていて、ともかくうまいのだ!!行列ができるのもうなずける。付け添いのご飯にはチックピーが入り、薄い味がついている。なぜだか白いご飯より肉にはこれがよくあう。ラムもチキンも食べたい欲張りな人には、ボリューム満点のミックスケバブ(Karisik Kebab £11.00)がお勧め。どれも程よく味付けがされていて、大満足の1品だ。これらのメインには、無料のサラダ2種類とパンが付く。肉とともに沢山のサラダがつくのもうれしい。
デザートには、隣にある姉妹店がつくるラクラバ(Baklava £3.50)がお勧め。ピチタチオとパスティーにあまいシロップがかかったお菓子だが、製造販売しているので常にフレッシュ。だから、甘さもさっぱりとしている。頼めば、ちょっと濃い目の紅茶を出してくれる。
肉料理だが、グリル調理が多いので油分が落ち、重くないトルコ調理は、日本人の口に合うなー。(か)
2010年1月取材 |