ロンドン、セリフリッジの裏側にあるウォレスコレクション内のレストランに行って来た。
レストランは美術館の奥にあり、ちょっと早めに行って、展示物を眺めてから食事をすれば、優雅な一時が過ごせること請け合いだ。
レストランのある場所は、美術館の中庭を改造したようで、高い位置にあるガラス屋根が広々とした空間を作り、ともかく気持ちがいい。
我々は、日曜日のランチとしてやってきた。昼間ということでガラスの天井から光が入り明るい。
ワインを飲みながら、さっそくオーダーしよう。デザートが食べたいので、スターターはなし。いきなりメインからの注文だ。
頼んだものは、レモンソールのグリル(£19.50)、リブアイステーキ(£19.50)。
レモンソールは、サクッと身がはがれ、おいしくいただけた。付け合わせのキノコとシジミが、蛋白になりがちなこの白身魚にアクセントをつけてくれるいい組み合せ。ステーキはかなりボリームがある。焼き具合もほどよく、タラゴンの効いたソースが肉のうまみを引き立てる。つけ添いのチップスもあり、かなりお腹がいっぱいになる一品だ。
のんびりとしたこの雰囲気にワインもすすむ。デザートには、もっとワインが飲みたいのでチーズを頼む事にした。フランスのソフト、ハードチーズ、9種類の中から、1種類、3種類または5種類を選ぶ。折角なので3種類(£9.00)を選んだが、1人では持て余してしまいそうな量だ。連れは、チョコレートフォンダン(£6.50)をオーダー。ピスタチオのアイスクリームが付き、全知的にやや甘めだなぁ。
空間もさることながら、麻のナプキンにシルバープレートのカトラリーと、 質の良い備品を使っての食事は、ゆったりとした時間を過ごせ、日々の忙しさからタイムトリップしたようだ。場所柄、見学の後のひと休みのお茶やアフタヌーンティーを楽しむ人も多いので、食事をするなら、予約をお勧めする。(か)
2009年12月取材 |