Vol.229
スペインのタパスバーを再現している
「PINCHITO tapas(ピンチェット・タパス)」


店内


カウンターに並んでいるタパスPintxo’s


サクサクのイカのフライ


ボリュームのオムレツ


チョリソと野菜


トマトディップが付いたマンチェゴチーズ


クリーミーなコロッケ


デザートの小振りなプリン

   タパスと言えば、スペインのバル(bar)で出される小皿料理。そんなスペインのバルをイメージして作られたタパスバーに行って来た。

一歩店に入ると、真ん中にドーンと構えたバーカウンターが目に入る。照明を落とし、カシャカシャとカクテルがシェイクされている音。そう、ここはタパスを置くレストランではなくバーで、気軽に入れるのがうれしい。カウンターの上には、本場スペインのバルと同じように、小皿やスプーンに載った一口サイズのタパスが並ぶ。目で見て頼める料理は楽しい。さっそくカクテル(£5〜)とカウンターに並んでいるタパスPintxo’s(£1.20〜)を頼んだ。

そして、タパスの代表格、トルティア、チョリソ、カラマリ等も頼んだ。イカのフライCalamar(£5.90)は、定番の形リング状ではなく細長い形。サクッとしていて、揚げ方もいい。スパニッシュオムレツTortilla(£4.50)もなかなかいい出来だ。上に載ったガーリックマヨが効いている。チーズのマンチェゴManchego(£6.00)は、カリカリのパンと、トマトをベースにしたディップで食べるという嗜好でなかなかうまく、量も多くてうれしい一品だ。本日のメニューから頼んだコロッケQroquetas(£5.00)は、中身が柔らかく、クリームコロッケのよう。お酒が進むなー。チョリソChorizo(£5.00)は、スパイシーで期待通りのおいしさ。白い食器と形、全体に盛りつけがよく、デザインされているタパスだなぁー。

本来は、こんなに勢いよく食べるのではなく、飲みながら、語らいながら、そして、食べるのがタパスバーなのだろうが、我々は待ちきれずデザートのプリンFlan(£2.50)を頼んだ。意外にも繊細な味。ただ、ポーションが小さいのがちょっと気になるが、飲んだ後のお口直しなら、このサイズが妥当なのかもしれない。

味のいいタパスに、スタッフのサービスもいい。クリスマスが近づくこの季節、カクテルと料理を楽しみたい人にはお勧めの店。
(か)

2009年11月取材
PINCHITOtapas
11 Bayley Street, Bedford Square, London WC1B 3HD
TEL: 020 7637 3977
WEB: http://www.pinchito.co.uk/


営業時間: 月-土
8:00-24:00
10:00-19:00
店のタイプ : スパニッシュ
価格の目安
(1人) :
£25〜
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