ハムステッドのランチタイムに何気に入ったカフェで食べたソーセージロール。思わず美味しい!と声に出してしまったほど。いままで食べたなかで一番だな!と確信してまた訪れてしまった。
パンは4つの原料で作れるのに、世の中に溢れているパンは、保存料など不自然な内容物が40種類もはいっている。身体によくて、シンプルなパンが食べたいということで有名なコンサルティング会社を辞めてパン職人と供にこの店をオープンしたのは2005年。
そんな事を知っているのか買い物客の列に途切れがないほど、人気の店のようだ。
土曜日、11時30分頃に早めのランチと思い、ソーセージロールを頼むとまだできていないという。あと1時間はかかるというので、出直した。
ここのソーセージロール(£3.20)は、ローズマリーなどのハーブがたっぷりと効き、肉が控えめな味になっているのでとても上品な仕上がり。外のペーストリーはサクサクで相性も抜群、持ち帰って食べるより温かい時に食するのが絶対おすすめ。パンは、バゲッド、サワードウ、ライブレッドなど20種類以上もある。朝は焼きたてなので、まだ温かいよ。とスタッフの話。そんな中で,バゲッド(£1.30)とイングリッシュマフィン(£1.40)を購入した。パリで食べられるようなバゲッドをいつも探しているので、期待は大きい。しかし、なんというのだろうか、パンとしては上出来だが、パリのバゲッドは、パリパリ感がありながら、中がちょっとネットリとした柔らかさがある。これがないなぁー。と残念。
パンの厚みが市販の2倍もあるイングリッシュマフィンの味は、どうかな?と思うとなんだかウキウキしてしまう。家に持ち帰り、半分に切ってトーストをしてバターを塗った。外はサクサクで中が適度な柔らかさがある。全体に密度の濃いパンとして出来上がり、味わいも抜群。これも1番のお気に入りになりそうなぐらい美味しいマフィンに出来上がっている。
可愛らしいケーキも販売している。全体に小ぶりで値段もやや高め。トップのメレンゲの仕上げが可愛いらしいパッションプルーツのタルト(£3.75)を食べてみた。酸っぱさと薄めタルト生地で丁度いい甘さのコンビネーションがいい。ケーキのサイズがちょっと小さく感じるが、この程度の大きさが丁度いい。ローフで買えるレモンケーキ(£6.95)は、 しっとりとした生地にほんのり香るレモンと控えめな甘さが上品。上質なケーキとして仕上がっているので、ちょっとお友達の家へ行く時のお土産に便利だな。
テーブル数は少ないが、店内でちょっとお茶もできる。スタッフも元気で感じがいいのでまた行きたくなる店。 Notting Hill、 St Johns Wood にも支店があり、最近はClapham Junctionにも出店したそうだ。(か)
2009年10月取材 |