外観
遊び心いっぱいの店内
ヘッドショコラティの渡辺さん
人気の生チョコ
賞をもらった
「バナナ、ココナッツ&パションフルーツ ボンボン」
好きに詰め合わせこれで£14.64
イースター用の詰め合わせ
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セルフリッジに新しく出店したチョコレートショップ「メルト」に足が止まったのは、遊びこころいっぱいのパッケージだったから。食べてみるといくつでも食べられてしまうほど、甘さがなんとも心地いい。製造を兼ねた本店があるというので行ってみた。
Notting Hillから5分程度、高級住宅地に数件の店が固まっているビレッジの一角にある。こぢんまりとした店に入ると奥で製造しているのが見える。ここのヘッドショコラティエに会ったら、なんと日本人!さっそく日本語でいろいろ聞いてみた。
ここの人気はなんていっても生チョコだそうだ。手作業のため大量生産できないので、生産するとすぐに売れてしまう。個性ある内容に加え、生チョコの命、フレッシュさも人気の秘密だろう。また、新しい試みの商品がよく売り場にでるのをお客さんも御存知。それを目当てに来る方もいるそうだ。作り手としても、お客様の反応がすぐにわかるので、ちょくちょく出しているとか。
チョコのおいしさは、原料にあるという。ここでは、カカオも様々な種類を仕入れ、自社で美味しさを追求してブレンドしているそうだ。また、生クリーム、バターも味にこだわったらオーガニックにたどり着いたという。こだわりが安心の食材と合体した形だ。
いろいろ伺ったあとで、さっそく試食。まずは、チョコレートアカデミーで賞をもらったという「バナナ、ココナッツ&パッションフルーツボンボン」をトライ。スルッと口に広がるやや酸味のあるクリームと周りのココナッツ、そしてチョコレートのコンビネーションがさわやかでうまい。工夫がいっぱいの新しいチョコレート!
また、多くの生チョコに塩を使った名があるので、それもトライしてみた。
Soled Fenillautineは、 チョコの甘さを消すように後味に塩気を感じ、甘さが口に残らない大人の味。中はミルフィーユみたいにサクサクとしてなんともいえず上品。うーん。おいしい。断然気に入った!!
新作の抹茶、ライムゼリーは、ライムゼリーの上に抹茶クリームが乗り、チョコレートでコーティングと凝っている。これも甘さ控えめでさわやか。
ここのチョコレートは、ともかく甘さのコントロールがうまい。最後に甘さが口に残らず、また1つ、また1つと食べるのが止まらない危険なおいしさがある。手作業のため大量に作れないので、売り切れてしまうものもあるので、お店には頻繁に行くといいだろう。
生チョコの美味しい温度は16度。冷蔵庫にいれず涼しい所で保管するのが美味しく食べる秘訣とか。イースターチョコ、ギフトにといろいろ使える店だな。(か)
2009年3月取材 |