天気がちょっとでもよくなって来たら半袖で歩いている人もいるロンドン。そう、これからがいい季節。太陽を浴びながらの散歩シーズンだ。
北ロンドンにあるハムステッドは、ちょっと小しゃれた店と大きな公園ハムステッドヒースがある。そんな街のひと休みやランチにお勧めなのが、ガストロ・パブのザ・ウェルズ。
メイン通りから公園に向かう住宅地にあるので、雑踏から逃れた静かな場所で穴場。
整頓された店内は、 一見レストランと見間違えるがここはパブ。一杯飲んでもよし、ランチを楽しんでもいい。
メニューを見ると、ちょっと気が利いている。犬のメニューがある。しかもオーガニックのチキンを使用している。ざすがポッシュなエリアだなー。
人間のメニューを見ると、スターターは£4.95〜、メインは£9.85〜。周りを見回すとバーガーを注文している人が多い。よし、私はこれにしよう。(Scotch angus hamburger£9.85)オプショナルでチーズやベーコンも追加できる。連れは、鯛のフィレ(Seared fillet of seabream £12.50)をオーダー。
バーガーでも肉の焼き具合を聞いてきた。うん、こだわりがある。これは味に期待が持てそうだぞ。おっと、バーガーがやってきた。チップスもついて、野菜もついてこれはボリューム満点だ。
一口噛んだときに、肉をグリルで焼いているので、焼き目が香ばしくジューシーでうまい!付け合わせの チップスのケチャップは、少しスパイスが入った手作り感いっぱいのディップだ。コールスローもついてこれはお値打ち価格。
一方、 鯛 のフィレは、野菜たっぷりで綺麗な盛りつけ。魚の切り身としては小さめだが、質のよい魚で程よく焼かれ、塩加減も絶妙。バターソースがけだが、意外にもさっぱりといる。
隣のテーブルにきたソーセージも大きくてうまそうだ。
お腹は一杯だが、こんな美味しいレストランではデザートも試してみたくなる。ダークチョコレートポット(Dark chocolate pot £5)を1つと、2つのスプーンを頼んだ。見た目が綺麗。チョコレートは甘くなく、濃すぎず、まさに丁度いい程度のリッチさで、評価は高い。
2階はレストランとしてスペースがあるが、バーガーとソーセージはメニューにないと言うので、バーガーを食べたいのならバーエリアを選んで。
週末は、大人は置いてある新聞に目を通し、子供達は外でレストランにあるおもちゃやゲームで遊ぶ典型的な英国のランチ風景。 我々は、土曜日の12時過ぎに入ったのでまだ店内はすいていたが1時過ぎには混んで来たので、早めの入店がお勧め。 スタッフもフレンドリーだし、居心地のよいガストロ・パブだ。(か)
2009年3月取材 |