ロンドン・シティにある、安くておいしいと評判のトルコ料理のレストラン「Olives and Figs（オリーブズ・アンド・フィグズ）」に行ってみた。場所はLiverpool Street（リバプールストリート）駅から徒歩２〜３分の、Spitalfields（スピタルフィールズ）のそばに位置する。

外観は緑を基調として落ち着いた雰囲気。トルコ風の音楽が流れる店内には、エキゾチックな柄の布が壁にかかっている他は特別な装飾がなく、比較的シンプルでカジュアルなムードだ。奥にはキッチンがあり、白くて長い帽子を被ったスタッフが肉を焼いている姿が見える。

まずは、オーナーお勧めの「Mixed Meze (ミックスド・メゼ)」（£3.50）を注文。これは５種類のメゼが入ったお得な前菜で、メニューには載ってないが頼めば用意してくれる。ガーリックたっぷりの「Hummus（ホムス）」、酸味が効いた茄子が入った「Patlican Salad（パトリカン・サラダ）」、スパイシーなトマトサラダ「Kisir（クスール）」、きゅうりとヨーグルトを和えた「Cacik（ジャジュック）」、パセリとミントでサッパリ味の「Tabbuoleh」をそれぞれパンと一緒に頂き、全く異なる風味のメゼ５種を楽しんだ。

メインは、これもまたオーナーお勧めの「Mixed Shish (ミックスド・シシ)」（£7.50）を頼んだ。チキン、ラム、Adana Kebab（アダナケバブ）の３種の肉に、ライス、パン、たっぷりのサラダが付いてボリューム満点。チキンは柔らかく、焼いた炭の香りが香ばしく、何個でも食べられてしまう。ラムは、特有の臭いがほとんどなく、ラムが苦手な人でも食べられそう。ホームメイドのチリソ−スをかけると一味違って、より一層美味しくなる。アダナケバブは、ラムを使ったつくねのようなもの。スパイシーなので、何も付けないで食べるのが良い。

最後にデザート。毎日お店で作るデザートは日によって異なる。本日は「Baklava（バクラバ）」（£2.70）と「Kadaif（カダイフ）」（£2.70）だ。バクラバは、シュガーシロップたっぷりでとても甘いのが嬉しい。小さく刻まれたクルミもアクセントになっている。カダイフはピスタチオ入りで、こちらもシュガーシロップがたっぷり。どちらも甘いもの好きにはたまらないスイーツだ。