3コースを£15で楽しめ、評価も高い地中海料理のレストラン「Palm Court Brasserie(パーム・コート・ブラッセリー)」を訪れてみた。場所は、いつもたくさんの人々で賑わうコベントガーデンに位置する。
お店の入り口は植物で飾られ、白を基調とした屋根に赤で書かれた店名の文字が際立つ。店内は落ち着いた雰囲気でバーもあり、ワインやリキュールのボトルが並んでいる。
早速£15の3コースセットを注文。スターターに「スピニッチ・サラダ」、メインに「ロースト・サーモン」、デザートは「クリーム・ブリュレ」を選んだ。
訪れたのはランチ時の午後1時半頃だが、次々にお客さんが入ってくる。皆しっかり予約をして来店しているようだ。たまたま見つけてお店に入るツーリスト風のお客さんは意外とあまり見当たらない。
「スピニッチ・サラダ」は、トマトとレッドオニオン、チーズものっていて、赤いトマトと緑のスピニッチの色のコントラストがキレイ。特別なドレッシングはかかっていないが、オリーブオイルとチーズの風味で十分楽しめる。
メインの「ロースト・サーモン」はポテト付き。惜しみなく厚く切られたサーモンは、食べごたえたっぷり。焼き具合がちょうど良く、少し酸味のあるオランデーズソースともよく合う。ポテトは、ローズマリーとガーリックが香る。マッシュポテトにならない程度に潰されたポテトには、十分に味が染みて美味しい。
最後にデザートの「クリーム・ブリュレ」。表面は、こんがり焼かれたカリカリのカラメルで覆われている。カラメルを割って中をすくうとクリームが出てくる。味は甘くて濃厚で、とてもなめらかな舌ざわり。セットのデザートには、セット専用の小さいサイズのものを出すお店も多い中、こちらは通常サイズ。味、量と共に納得のいくデザートだ。
これだけ楽しめて£15は大満足。近くを訪れた際には、またぜひ利用したい。
(千晶)
2009年2月取材 |