知人が面白い名前の店があるのでランチに行こう!と連れて行ってくださったのが、「Taberna Etrusca」(食べるな!エトルスカ)イタリア語は、ローマ字読みに近いのでこうなる。
ロンドンのシティー(BankとSt Paul駅の間)にあるこの店は、クレジットクランチと言われているのに、昼でもデカンタに移すほど高いワインをどんどん空けている。しかし、軽くパスタだけでさっさとランチを済ましていく人もいる。どうも用途が広い店のようだ。
スタッフは、日本人の客が多いのだろう、片言の日本語で我々を和ませてくれる。
さあ、ランチを頼もう。今日はちょっと時間があるので、我々もスターターから頼む事にした。私は、モッツッレアの中でも最高級と言われるバッファロー・モッツッレアのサラダ(£8.50)を。
連れは、イカのスープスタイル。サラダは、見た目がきれいなスターター。惜しみない量のモッツレア、下に敷かれたローストしたナスとの相性も抜群。連れのイカのスープは、ちょっぴりピリカラ、柔らかいイカで食欲がすすむ1品。
メインには、蟹という名前に惹かれて蟹のスパゲティー(£11.20)に決めた。連れは、ゴルゴンゾーラのペンネ(£8.50)。ともかくどちらも量が多い。蟹のスパゲティーは、ちょっぴりピリ辛で、蟹とのコンビもよくシンプルだが悪くない。連れのペンネもなかなかいい。
お腹がいっぱいだが、デザートのトローリーを見てしまった。ホームメードのスィートが並ぶ。この魅力に負けてレモンタルト(£5.50)を1つ!頼んでしまった。フランスのペーストリーに比べるとバターが少なくさっぱりとした家庭的なケーキだ。ああ、満腹。 満腹。
レストランは、ちょっと隠れた場所にあるので店は見つけにくいが、迷っているお客さんを見つけると手招きしてくれる。スタッフは、フレンドリーで気持ちがいい。夏はテラスがあるのでシティーということを忘れさせてくれるそうだ。シティーでありながら、この家庭的な雰囲気は、なんともいえず嬉しいなー。ただし、営業はランチだけ。(か)
2008年11月取材 |