Vol.18

モロッコ料理が好きになるレストラン
「Original Tagines(オリジナル・タジン)

レストラン外観

Tagine Chiken Kedra

ラムのクスクス

独特な注ぎかたをするミントティー

  気になっていた料理がある。山高帽子みたいな蓋を使って調理するシチュー、タジン(Tagines)をだすモロッコ料理。入門編のレストランとして勧められているベーカースストリートのOriginal Taginesに行ってみた。

 月曜日の夜だというのに混んでいる。40人ほどしか入らないが、次から次にお客が入ってくる。これは、いいサインだ。さっそくめずらしいモロッコビールを頼む。さっぱりした味わいで、なかなかイケる。丁度いいタイミングでスターター登場。頼んだラムのソーセ−ジ(Meegez £4.50)は、ピリットスパイシーで、ビールにピッタリ。茄子のディプ(Aubergine Zalook 」3.95)は、パンと一緒に。トルコ料理と同様のディップの盛り合わせもある。

 メインは、もちろんシチュー(タジン)とクスクス料理だ。シチューで選んだのは、Tagine Chiken Kedra(£10.75)。チキンは、骨から肉がポロッとはずれるようにソフトで柔らかい。シナモンやジンジャー、サフランなどの香辛料とレーズンで煮込まれているため甘い感じがする。モロッコ料理は、甘さと塩からさの区別がないそうだ。どうやら甘いものが、メイン料理に入ってもいいということらしい。甘く感じたら、一緒にだされるチリで調整するとよい。付け合わせの穀類(麦の一種)と混ぜて食べるようにとのこと。

 ラム好きの友人は、ラムのクスクスを頼んだ。(Cous Cous Lamb Kedra £10.75) タマネギとレーズンでクタクタになるまで煮込んであるので、こちらもお肉が柔らかい。メイン2つは、どちらも同じように甘さを出すレーズンが使われていたので、味が似てしまった。反省。モロッコ料理は、シェアーして食べるのがよいので、次回は甘さを抑えたものを教えてもらおう。

 デザートに甘いものもいいが、お好きならミントティーを頼んでほしい。カラフルなガラスコップにウェイターが、その場で高々とポットを上げ、ついでくれる。こぼさないか心配になるが、さすがプロ、手慣れている。スーと香りの高いティーは、たっぷりのフレッシュミントと、グリーンティで作られている。お腹いっぱいになった胃の消化を助けてくれるようで、気持ちのいい飲み物だ。

 結構気に入ったモロッコ料理。次回は、もっとうまく注文できるだろう。

予算の目安:1人22ポンド

   
Original Tagines
7A Dorset Street, London W1U 6QN
Tel :+44 (0)20 7935-1545
営業時間:
月 - 金 11:00-23:00
土 14:00-23:00
日 18:00-23:00
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