有名なホテルで週末のアフタヌーンティーは、2週間前の予約でも難しい。そこで並ぶことを覚悟で、 オランジェリーでアフタヌーンティーをいただいてきた。
元英国皇太子妃ダイアナが住んでいたケンジントンパレスや公園から近いため、多くの観光客が一休みするのに丁度よいためかオランジェリーは混んでいる。行ったのは、土曜日の3時頃。すでに数組が並んでいたが、運よく15分程度で席に着けた。一緒に行った友人は、今日の列は短いわよ。というので、今日はラッキーだったのかもしれない。
まずは、入り口に飾られたケーキのディスプレイに目が奪われる。うーん。1つ1つのケーキが大きめで、どれもおいしそう。目移りがするなぁー。しかし我々は、やはりアフタヌーンティーと決めていたので、メニューの中から£24.95のセットを注文。アフタヌーンティーは、リーズナブルな£11.90からあるが、おなじみの3段のトレーに載ってサーブされるのは£24.95からなので注意したい。
まずは、シャンパン、そして、紅茶が運ばれた。紅茶のポットはやや小さめで、ティーカップ2杯程度の量が入っていた。そこへ3段のトレーが到着。小ぶりだが、愛らしい。やはりアフタヌーンティーには、このトレーは欠かせないなー。
さっそく下段のサンドウィッチからいただこう。これも小ぶりサイズで、サーモン、ハム、キュウリとシンプル。ハムには、干しぶどうが挟まれ、甘いソースが塗ってあった。パンはドライにならずフレッシュ。中段のスコーンは1口サイズで、クリームとストロベリーとグーズベリーのジャムが付いている。スコーンがやや乾き気味かな。やはりスコーンは、もう少し大きめがうれしいな。
そして、上段のケーキは4種類。小さなサイズのジャムドーナッツ風、チョコケーキ、カスタード、メレンゲとあるが、全体的にやや甘めで、特に感動するケーキがなかったのは、残念。
しかし、ウエイトレスが来て「サンドウィッチのお代わりをいかがですか?」と聞かれたのでもちろん頼んだ。小ぶりと言いながらも、お代わりしたサンドウィッチまで食べ尽くしお腹はいっぱい。気がつけば2時間も話し込んでいた。
適度に装飾され、白が基調で天井が高く、窓も大きくとても気持ちがリラックスする。スタッフは感じがよく居心地は抜群。アフタヌーンティーの味としては、特に感動はしないが、のんびりとした時間を過ごすには、お勧めの場所。(か)
2007年11月取材 |