北ロンドン、アーチウエイ(Archway) 近くに、インドの少数派宗教ゾロアスター教(パーシー)の伝統料理のレストランがあると聞き訪れてみた。
名前は宗教名と同じパーシー。火を崇拝する宗教のため店のマークも火となっている。 店は、シンプルな内装。壁にかかった絵画にも火がモチーフになっている。
さっそく注文だ。
インドのアミューズ・ブーシュといえば、パパドム(Papad £1.75)。ここのチャツネは、オリジナルで辛いが上手い。あまりにも気に入ってしまったので、メイン料理までキープしてしまった。
さて、スターターは、食いしん坊には嬉しい盛り合わせParsee Platter(£7.25)を。めずらしい 鹿肉、サーモン、鶏肉がマリネされた焼き物と、小さなサモサ、トマトのオムレツ風など7種類がミックスされた一皿で、どれもがスパイスが効きうまい。少しをいろいろと食べれるのは、うれしいスターターだ。
メインには、ラムのロースト(Masala nu Roast Gos £10.75)とチキンカレー(Murghi ni Curry £9.75)をオーダーした。ラムのローストは、 骨付きの巨大な肉が運ばれて来て驚いた。肉は骨からポロッと簡単にとれるほど柔らかくなっている。あまりスパイスが使われていないため、インド料理なのかなと思うが、なかなかいける。これにキープしていたチャツネをつけて、クレープ(Rotli £1.50)で捲いて食べるものいい。一方、チキンカレーは、始めの口当たりはマイルドだが、だんだんスパイスが効いてきて辛くなる。一般のインドレストランで食べるカレーよりもサラサラとあっさりしている。でも、金額が1ポンドしか違わないので、断然ラムローストがお勧めだな。ただ、ウエイターが1人だけでサービスしているためか、料理が少し冷めていたのは、ちょっぴり残念。
気を取り直してのデザートは、インドのアイスクリーム(Rose £3.50)を注文。バラの花びらが入っているので、ピンク色をしている。 独特な甘さで、カーダモンのスパイスが効いている。さすがインドのアイスだ。
住宅街にあるので、常連が多いようだ。テイクアウトもしているので、近所ならお持ち帰りも悪くないな。
2007年9月取材 |