Vol.134
インド少数派宗教ゾロアスターの伝統料理が食べられる
「パーシー(Parsee)」


火のマークが目印の外観


チャツネが美味しいパパボム

盛り合わせのスターター

ボリューム満点のラムロースト

後から辛くなるチキンカレー

クレープ風のRotli

インド味のアイスクリーム

  北ロンドン、アーチウエイ(Archway) 近くに、インドの少数派宗教ゾロアスター教(パーシー)の伝統料理のレストランがあると聞き訪れてみた。

  名前は宗教名と同じパーシー。火を崇拝する宗教のため店のマークも火となっている。 店は、シンプルな内装。壁にかかった絵画にも火がモチーフになっている。

  さっそく注文だ。
  インドのアミューズ・ブーシュといえば、パパドム(Papad £1.75)。ここのチャツネは、オリジナルで辛いが上手い。あまりにも気に入ってしまったので、メイン料理までキープしてしまった。
  さて、スターターは、食いしん坊には嬉しい盛り合わせParsee Platter(£7.25)を。めずらしい 鹿肉、サーモン、鶏肉がマリネされた焼き物と、小さなサモサ、トマトのオムレツ風など7種類がミックスされた一皿で、どれもがスパイスが効きうまい。少しをいろいろと食べれるのは、うれしいスターターだ。

  メインには、ラムのロースト(Masala nu Roast Gos £10.75)とチキンカレー(Murghi ni Curry £9.75)をオーダーした。ラムのローストは、 骨付きの巨大な肉が運ばれて来て驚いた。肉は骨からポロッと簡単にとれるほど柔らかくなっている。あまりスパイスが使われていないため、インド料理なのかなと思うが、なかなかいける。これにキープしていたチャツネをつけて、クレープ(Rotli £1.50)で捲いて食べるものいい。一方、チキンカレーは、始めの口当たりはマイルドだが、だんだんスパイスが効いてきて辛くなる。一般のインドレストランで食べるカレーよりもサラサラとあっさりしている。でも、金額が1ポンドしか違わないので、断然ラムローストがお勧めだな。ただ、ウエイターが1人だけでサービスしているためか、料理が少し冷めていたのは、ちょっぴり残念。

  気を取り直してのデザートは、インドのアイスクリーム(Rose £3.50)を注文。バラの花びらが入っているので、ピンク色をしている。 独特な甘さで、カーダモンのスパイスが効いている。さすがインドのアイスだ。

  住宅街にあるので、常連が多いようだ。テイクアウトもしているので、近所ならお持ち帰りも悪くないな。

2007年9月取材
Parsee
34 Highgate Hill, N19 5NL

TEL 020 7272 9091
営業時間: 月〜土 18:00-22:45
料理のタイプ: ブリティッシュ
予算目安
(1人):
25ポンド程度
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