メイフェアにおいしいタパスが食べられるお店があると聞きつけ、ランチタイムにEl Pirata of Mayfairを訪れてみた。
地下鉄グリーンパーク駅から徒歩5分、日本大使館のすぐそばに位置するレストラン。周りには住宅や教会があり、とても静かな場所だ。
しかしお店の中はとても賑やか。一階席はほぼ満席の状態だ。バー・カウンターにはワインなどのボトルが無数に並び、昼間からアルコールを飲む人たちの姿が見える。ウェイターの案内でらせん階段を下り、地階へ。
地下のテーブルには白いテーブルクロスがかかり、少し落ち着いた雰囲気だ。奥には小さな個室もあり、少人数で集まるのにも最適だろう。
2種類のタパスに、パンとドリンクの付いたランチセット(£9)を注文。タパスには「ベジタブル・リゾット(vegitable risotto)」と、パン・フライド・チキン・イン・ガーリック「pan fried chicken in garlic」を選んだ。
周りを見渡すと、スーツ姿の人もいるが、カジュアルな服を着たお客さんが多い。友人同士でおしゃべりをしながらランチを楽しんでいる様子。
「ベジタブル・リゾット」は、半分に切られたレッドペッパーに盛り付けられ、コンパクトにまとまっている。トマト、ニンジン、玉ねぎ、ナス、グリンピースなど、細かく刻まれた野菜の旨味がよく出ていて、とても美味しい。小ぶりに見えるが、大きなレッドペッパーにしっかりと詰まったリゾットは、充分な量だ。
「パン・フライド・チキン・イン・ガーリック」は、骨付きチキンにガーリックとオリーブオイルをたっぷり使ったソースがかかっている。ガーリックの香りが強く、オイルもたっぷりでややしつこい味ではあるが、チキンがとてもやわらかくおいしく頂いた。小皿に入ったチキンだが、一人分の量としては問題なし。
タパスは2皿ともおいしく、量も適当で大満足。これにパンとソフトドリンクが付いて9ポンドとは、とてもお得と言えよう。お昼でも18種類から選べるタパス。今度は他のタパスも試してみたい。(千晶)
2007年6月取材 |