アメリカの友人が年に1度は、パリで滞在し色々食べ歩く。そのグルメな彼がお勧めしてくれたレストランへ行きたいので調べてみた。夜は、予約が6ヶ月先まで取れないという程の人気のレストランらしいが、ランチなら並べば入れるという。それならば、、、とさっそく行ってみた。
いつもは行列ができるそうだが、小雨が降っていたせいか、ラッキーなことにすぐに席につけた。狭い店内にはテーブルがぎっしり並んでいる。平日のランチだが、人々はワインをのんで、お喋りを楽しんでいる。やはりフランスだ。さあ、さあ、楽しみな一瞬、メニューを見てみる。
目についたのが、ロブスターのサラダ(Demi Homard €18)。思わず それに決めた。連れは、小羊のロースト(Carre Agneau €19 )を注文。出されたパンは、 歯ごたえがあるサワードウのパンで美味しい。そのせいか、隣の女性達は、パクパク食べてお代わりしている。お代わりは、自由のようだ。
ロブスターのサラダがきた。小さいポーションだが、フレッシュでしっかりしたロブスターの味が口に広がる幸せな一瞬だ。アボガドのソースやオニオンを焼いたもの、レモンのゼスト、アーモンドのトッピングと複雑に合わさった構成に脱帽だ。
連れのラムは、ピンクで柔らかく焼き具合がちょうどいい。レモンの香り付けが効いていて、なんとも爽やかなラムだ。タイムとやや醤油のようなソースがしっくりとくるなぁ。付け合わせの赤ピーマンのコントラストもいいな。連れもこんな美味しいラムは、久しぶりと嬉しそう。
デザートも頼もう。多くの客が頼んでいるポット入りのデザートが気になったのでそれを頼む。 ポットの中は、チョコレートクリーム(Pot de Creme Chocolat €7)の上にコンデンスクリームみたいものがかけてあり、 冷たくておいしい。結構ボリュームのあるデザートだが、甘さ控えめなので、ペロリと食べてしまった。ああ、うまい、連れは、チーズの盛り合わせ(Assiette Frimages €8)を注文。食べやすいソフト系のチーズで、マーマイド風味など珍しい物もあり、フランスらしいなと、うれしそうに全部平らげた。
最後のコーヒー、エスプレッソもやはり美味しいし、 大満足なランチだった。 その後に会ったパリ在住の方もこのレストランの選択は正解と言ってくれた。 うーん、やはり夜の予約をしてしっかりと食べてみたいな(か)
2007年3月取材 |