ロンドンでの外食は高い!という印象はゆがめない。安く済ませたいときは、中華やベトナム料理に行くのがポピラーでは?そんな時、次回からはトルコ料理も選択の1つに加えてほしい。ともかく日本人の味覚にあって、リーズナブル。特に安い地域は、Dalston,
Stoke Newingtonなど北の方面で、両脇の道ほとんどにトルコ料理店が並ぶGreen
Lanes(グリーンレーン。Piccadilly Line のManer House駅より徒歩10程度)は、店先のメニューや店構えをみながら物色できるのでお勧めだ。どこでも15ポンド程度あればたらふく食べられるが、今回紹介するところは、これで儲かっているのかと思うほどの値段とサービス満点のレストランを紹介しよう。
店頭に料理が並んでいるのでテイクアウトの店かと思うが、奥にはテーブルが14、15用意されている。ここは笑顔いっぱいの愛想は望めないが、安いからといって客の回転を早めるために、てきぱきと片づけられて居心地が悪いは思いしない。
まず、スターターに頼んだのはMixed Meze(£6.00)。これはおなじみのタラモ、ハマスなどのディップの盛り合わせ。これで6ポンド?!と驚くほど、6品が皿からはみ出しそうになってでてくる。うまい、うまいと一緒にだされたパンにつけて、食べ始めると2つめのスターターLahmacun
(£2.00安い!!)がきた。薄地の生地にラムミンチが乗ったピザみたいなもので、適当に切って、クルクルと巻いて食べるとよい。これは温かいうちにさっさと食べるのが肝心だ。そして、メインには、お決まりのラムのブロック肉を炭で焼いたLamb
Shish Kebab(£6.00 ライスつき)と一寸変わったもので、焼いた肉をパンの上にのせ、トマトソースで絡めたHalep
Kebab(£7.50)を頼んだ。メインにはたっぷりのサラダが添えられるので、とてもヘルシー。トルコ料理は、肉を炭でやくので余分な油はないし、こってりしたソースもついていないので日本人の口にとてもよく合う。また、マリネやスパイスの調合が上手く、臭みもなく、ラムの美味しさを一段と引き出している。異国に長く住める要因として、その国の料理が口にあうことが大切だが、トルコには住めるなーと毎回感じる。
このあとターキッシュ・ティーや甘いお菓子を無料サービスしてくれた。いままで数度来たが、このサービスはなかった。忙しいのだろう客の状況をしっかり見ていないらしく、運が悪いとお茶はサービスされていないようだ。欲しかったらさっさと自分から注文したらよい。コーラー、ミネラルウォーターなどは、50ペンス、ビールも£1.50と店で買うのと変わらない価格に泣けてくる。ワインは持ち込みができ、5ポンドのチャージ。
ここハリンゲイには、オクラ、小さいキュウリやなす、根っこのついたほうれん草などおなじみの野菜が安く売っているので、レストランに行く前にちょっと買い物を楽しんで、お腹をすかせて行ってほしい。
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