バレンタインデーといえばチョコレート。イギリスではバレンタインデーのプレゼントとして花を贈ったり、アクセサリーを贈ったりするけれど、日本人がまず最初にイメージするのは、何と言ってもチョコレートだろう。ということで今回はチョコレート・ショップに行ってみた。
地下鉄ハイストリート・ケンジントン駅から3分ほど歩くと、小さなかわいらしいお店が集まったLANCER SQUARE(ランサー・スクエアー)にたどり着く。ここに位置するのが「LUENTO SANTORO(ルエント・サントロ)」という名のチョコレート・ショップ。フランスに本店を構える人気店の、ロンドン唯一のブランチだ。
チョコレートの色に反してキレイな白い外観の店舗を入ると、チョコレートがたくさん並べてある大きなショー・ケースを目にする。約50種類もあるチョコレートの中にはトリュフやヘーゼルナッツ入りといった定番のものから、メキシカン・チリの入った珍しいものまで様々だ。お値段は4個入り£5.50、9個入り£9.50という風に数でプライスが決まっているので、50種類もあるチョコレートの中から好きなものを選べるのが嬉しい。上品な箱に入れてくれるのでプレゼントにも最適だ。
バレンタインデー用に装飾された店内にはカフェが併設されており、コーヒー(£2.5)や紅茶(£1.5)と一緒にチョコレートを頂くことができる。ホットチョコレート(£3)は、カカオの含量が85%、75%、60%のものと3種類あるのでお好みに合わせて濃い味、まろやかな味を注文することができる。
さて注目のチョコレートの味だが、今回は4種類をテイスティング。Plane truffle(プレーン・トリュフ)は、まろやかな甘みが口の中に広がり、生チョコ風味。赤くかわいらしい模様が施されているのはChilli ganache(チリ・ガナッシュ)。メキシカン・チリが入っていてピリッと辛く、喉がヒリヒリするほどだった。花がプリントされたVanilla ganache(バニラ・ガナッシュ)は、リキュール入りだがさっぱりしていて甘さが残らない大人の味。黄緑と水色のアーティスティックな柄が印象的なCoffee punch(コーヒー・パンチ)は香ばしいコーヒー・ビーンズの味が濃いのに滑らかな食感がふわっと広がり、質の高さが感じられた。
バレンタインデーのプレゼントは何にしよう?と迷ったら、シンプルにチョコレートを贈るのもいいだろう。こちらはちょっぴり大人のチョコレートを堪能できるお店なので、大人の男性向けにぴったりだ!
2007年2月取材 |