Vol.102
カリカリの衣が絶品!!フィッシュ&チップスレストラン
「トッフズ(Toff's) 」


レストラン外観


グリークサラダ

大きなハドック

カレイのグリル

これで2人前のチップス

英国伝統的デザートのプティング

オレンジの香りのプリン
   冬になると暖かさを求めてチップス屋に飛び込み、行儀は悪いが歩きながら食べるのも英国流の楽しみだ。ロンドンとサウスイースト内のフィッシュ&チップスレストランでトップ5に入るレストランが北ロンドン、マスウェルヒルにあると聞きさっそく行ってみた。
  土曜日の7時、店の入り口はテイクアウトとレストランを待つ人でごった返している。うーん、これはレストランとしてよい証拠だ。フィッシュ&チップス屋は、混んでいればいつも揚げ立ての魚とチップスが食べられるので、店の善し悪しの評価になる。
  カウンター内には、魚を揚げている人が5人もいて、大忙しで注文をこなしている。このレストランは、 2階にもテーブルがあるが、1階(グランドフロアー)には活気があるのでここに座るのが断然お勧め。

   さっそく注文。 定番はコッド(鱈)が だが、やはり味わいのあるハドック(鱈の一種)(Haddock £9.95)を揚げてもらい、プレイス(カレイ)(Plaice Grill £14.50)はグリルにしてもらうことにした。グリルは手間がかかるのだろう、すべてメニューの価格に1ポンドプラスされる。グリルに時間がかかるので、 ペコペコのお腹のためにサラダ(Greek Salad £4.25)を頼んだ。なぜ?ここにグリークサラダがあるの?と思うが、実は多くのフィッシュ&チップスのレストランは、ギリシャ人が経営しているそうだ。だから、ビール(Keo Beer £2.95)もギリシャ産がある。サラダは、沢山のフェタチーズ、オリーズが載り、コリアンダーがアクセントになりなかなか美味。
  そこへジュージューと音を立てた揚げたてのハドックがやってきた。ボリュームはすごい。ケチャップとタルタルソースもある。食べてみて、驚いたのはカリカリの衣。うまい!衣がしっかりしていると、中の魚の味がジューシーに味わえる。油もフレシュなのだろう、最後迄重くならずに、ペロリと平らげた。この衣、最後までカリカリだったのはさすがだ。
  プレイスは、これまた大きいが、意外と食べる所が少ないので心配はいらない。 新鮮なプレイスだなぁ。繊細な味なので揚げるよりは、グリルのほうが正解だろう。
  付け合わせは、チップスか茹でたジャガイモがつく。我々は、2人もチップスを選んだ。どこの店でも山盛りの チップスがつくが、ここは量が少ない。ちょっぴり残念だ。

  まだお腹に余裕があるぞ。デザートも試してみよう。メニューをみるとカスタードをたっぷりかけた伝統的な英国のデザート、プデイングがある。よし、今夜は伝統に挑戦してチョコレートプデイング(Chocolate Pudding £3.95)をオーダー。暖かいカスタードがたっぷりとかかったプデイングは蒸し菓子で、それ自体は左程甘くないが、ともかく重たいデザートだ。一方、連れが頼んだプリン(Creme Caramel £4.50)は、キャラメルにオレンジの皮が入り、香り付けがなかなかいい。さっぱりしているが、大きなサイズなので2人でシェアーしてもいい感じ。

  この日は、100人分のテイクアウトの注文が入っているとかで大忙しだそうだ。なかなか人気の店だな。スタッフもフレンドリーで居心地がいい。英国では、金曜日を魚の日としていた名残なのか、この店は金曜日が特に混むとのこと。しかし、並んでも食べる価値のある店なので、テイクアウト(Cod £4.70〜、Chips £1.20〜)でも一度試してみて。(か)

2007年2月取材
Toff's
38 Muswell Hill Broadway, London N10 3RT
TEL: 020 8883 8656
Web: http://www.toffsfish.co.uk/
営業時間: 月 - 土 11:30-23:00
日 Close
料理のタイプ: ブリティッシュ
価格の目安
(1人) :
£20
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