12月は、クリスマス、新年と人を招くことも多くなる。そんな中、簡単でありながら、ちょっと格好がつく食材、スモークサーモンが便利だ。
ご存知だろうか、スモークサーモンは、サーブする2時間前に冷蔵庫から取り出しておくと美味しく食べられると今回のパッケージに書かれていた。

ナマモノだからと、ついギリギリまで冷蔵庫で保管してしまうが、すでにスモークされているので、そこまで慎重になる必要はないと認識した。

以前、スーパーマーケットブランドでスモークサーモンの食べ比べはしたが、(https://www.lib.uk.net/vol5-smoke-salmon/)今回は、ちょっとワンランクアップの製品でやはりスーパーで購入でき、定評がある3つを選び比較してみた。

袋の中身を取り出してみると、こんな感じだ。

①は小さめで細いスライスでツヤと色合いがいい。②はよくみる形の幅広サイズで肉厚だ。③は細長い形でほぼ揃っているので、オードブルにするときに扱いやすそうだ。

 

では、個々を見ていこう。

① H.Forman & Son   £6.25 (100g)

家族経営のロンドンにある会社の製品。鮭が捕獲されてから24時間以内にロンドンに到着し、作業が始まるそうだ。そして、完成したら、すぐに出荷するなど、鮮度を大事にしているとのこと。そして、何よりも熟練した職人による手作業とスライスを自慢している。

早速、開けてみるといつものスモークサーモンと比べて幅が細い。手作業でスライスするとは、こうなるのだな。と思うとつい、感心してしまう。つまり幅広いスライスは、機械作業ということなんだ。

色艶は一番よく、ややソルティーで、オイリーだ。そして、スモークも強調されず、控えめ。

 

② John Ross   £7.40 (200g)

スコットランド、アバディーンにある1857年から始まるほぼサーモンだけを取り扱う一本義な会社。150年以上も使用されている窯は、スコットランドで歴史的重要建築物にリストされている街のアイコンだ。なんと言っても女王陛下のお気に入りとわかるローヤルワラントが付いているのが誇らしい。

開封すると他の2つに比べ、一番スモークの香りがしていた。しかし、マイルドなので気にならない。塩気は他にくらべて控えめだ。肉厚なスライスなので、なんだか贅沢感がある。

 

③ Loch Fyne  £6.00 (120g)

環境に配慮し、魚、牡蠣などの貝類をメインに販売するスコットランドの会社。スコットランドでは、オイスターバーも経営しているようだ。

早速食べてみると、ちょっと塩気が多く、癖のある燻製だと感じた。ここでは、ハイランドの水でサーモンを洗い、燻製にはスコッチウィスキーの樽を使用しているというので、ちょっと変わったスモークの味がしているのだと納得した。このスモークサーモンをウィスキーのつまみにしたら、おそらく抜群の相性ではないだろうか。

 

 

こうして、3つをただ食べるだけでなく、作られている背景を知ると、どれもこだわりを持って作っており、それぞれ愛おしい印象を持つ。うう、、決めにくいな。。

ただ、何も知らずに食べたときの印象では、②が一番上品で、スモークの味も適度でいいと感じた。

そして、③はスモークのせいかもしれないが、ワサビ醤油とは一番しっくりとしていた。①は、色艶がいいので、オードブルに映えるな。と感じた。

 

しかし、比較なので1番を決めるとしたら、、、
②のJohn Rossは、 £7.40と一見高く見えるが、他は、100gで£6という価格比較で見るととコスパとしていい、さらに味でみると、ワンランクの貫禄もあるスモークサーモンだ。
ということで、②のJohn Rossがお買い得で、美味しいと言える。

さあ、このクリスマスに、ぜひ、試してみてね。