プレミアリーグのレフェリー、デイビット・クートが解雇された。

先月クート氏と思われる人物が、リバプールとその元監督ユルゲン・クロップについて侮辱的な発言をしていると思われる未確認のビデオがソーシャルメディア上で広く拡散、これが問題視され、その後同氏はPGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)から出場停止処分を受け、FAは独自の調査を開始していた。

またこの調査の中には、クート氏がEURO2024でアシスタントVARの一人として参加していた際に、同氏が白い粉を吸引している様子が映っていたビデオも対象となっていたとされ、欧州サッカー連盟(UEFA)もこの問題を調査したとされている。

そしてこの度PGMOLはクート氏の解雇を発表。

PGMOLからの声明全文は次の通り。

「クート氏の行為に関する徹底的な調査の結果、本日即時解雇された。クート氏の行為は雇用契約の規定に重大な違反であることが判明し、雇用契約の規定に重大な違反をしており、その地位は維持できないと判断された」

以上のようにビデオに映った人物は本人であることが認められた形となった。

これまでも明らかな誤審と思われるようなジャッジが当たり前のように横行しているプレミアリーグ。世界一と呼ばれるリーグで、未だレフェリーの質が問われる理由が、今回のような偏向的な思考が原因だと言われている。

今回の事例が、プレミアリーグ全体の公正性を見直すきっかけになることを願ってやまない。