「天才作詞家」プレミアリーグチャントの奥深さが異常な件
先日ロンドンで行われたウェストハム v マンチェスター・シティの試合中、シティサポからウェストハムのある選手にこんなチャントが投げつけられた。
Man City fans singing ‘that’s how your cat felt’ to Zouma whilst he was injured🤣 pic.twitter.com/wW2I5ZgDKM
— george (@StokeyyG2) August 7, 2022
That’s how your cat felt’ to Zouma whilst he was injured
ざっくり訳すと「お前猫の気持ち分かったか?」というものだが、このチャントを歌われた選手というのが、先日自宅で猫を殴る蹴るし、動物虐待の罪で逮捕されたズマである。
この試合シティの選手のタックルをくらい足を引きずるズマに対し、このようなチャントが歌われたわけだ。しかも即興で。
プレミアリーグのサポーターを超える作詞家は自分は知らない。
というくらい、プレミアサポの作詞センスはズバ抜けている。しかも即興でそれを歌うのだから、ある意味天才ラッパーとも言える。しかもそれを団体芸で行うのだから、結束力も半端ない。
先週行われたアーセナルとレスターシティ戦でも興味深いチャントが歌われた。
ペナルティエリア内でダイブを慣行したジェイミー・ヴァーディーに対し、
Jamie Vardy Your Wife Is A Grass?
(もしやお前の嫁さん芝生なのか?)
芝生にすぐキスをすることで有名なヴァーディーを揶揄したチャントだ。
さらにこんなチャントも。
Shall we make a DVD?
(俺たちがDVD作ってさしあげましょうか?)
これはノースロンドンダービーで勝つとすぐにDVDを出してしまう習性を持つトッテナムサポに対しアーセナルサポが歌ったチャントで、アーセナルがトッテナムをフルボッコした時に歌われた、今も語り継がれる名曲だ。
このように、シニカルを歌に変える天才、それがプレミアリーグサポ。意味がわかるだけで、試合が2倍、3倍楽しめるに違いないプレミアのチャント。是非画面越しにでも、聞き耳を立てながら試合を観ることをお勧めしたい。
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