中華街にあるマレーシアン・レストラン

New Fook Lam Moon(ニュー・フック・ラム・ムーン) New Fook Lam Moon(ニュー・フック・ラム・ムーン) New Fook Lam Moon(ニュー・フック・ラム・ムーン)
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マレーシアン料理がロンドンの中華街にあると知り、興味本位で行ってみた。
外から見れば、中華料理レストランと何ら違いはない。それに看板にも北京&広東キュイジーヌと書かれている。まあ、いい。ともかく入ろう。

店はこぢんまりとしていて、店先にはローストした鴨や豚がつるさげてある。入店するのは、観光客ばかり。メニューをみると一般の中華料理だけだ。しかし、Chef’s Special Dishと別紙の1枚のメニューの中に少しだけだが、マレーシアン料理を発見した。何が違うか聞いてみたら、中華料理よりスパイシーという。そう、マレーシアには、マレーシア人、中国人、インド人が住むので、料理は必然的にミックス。だからちょっとカレー味だったり、中華風だったりするのだろう。

さっそくオーダーしよう。もちろん我々は、Chef’s Special Dishから選ぶ。まずは、評判のベリーポーク(Special Home made Belly Pork £9.00)、それにちょっと豪華に蟹1匹 (Baked Crab £15.00)、それとスパイシーのイカ(Deep Fried Baby Squid)と野菜を頼んだ。

まず、でてきたのが、Belly Pork。鍋にたっぷり入ったベリーポーク。ともかく熱い!のでご注意。脂分がすべて溶けてしまったようなトロトロになった柔らかい肉。そして、八角が隠し味で効いているなんともマイルドで上品な味付けのベリーポーク。評判通り美味しい。これは中華料理のベリーポークとは、だいぶ違うなー。うまい。うまい。量も多いので、大勢の時にもおすすめだなー。ああ、ご飯がすすむ。

そして、次に来たのが蟹1匹!堂々としている。レモングラス、小エビと独特なスパイスとソースでからめてある蟹。ともかく蟹を食べる時は、無口になってしまうが、この蟹はソースがついているので手が汚れる。もう、野蛮人のように蟹を頬張ったり、ついでに他の料理も手で食べたりととんでもない有り様になってきた。一心不乱になって蟹を食べあげた。そして、最後のお楽しみ、かに味噌まで味が染みていておいしかった。

もう1品のスパイシーなイカ。ちょっと甘くて、辛い、これまた独特な味つけだ。野菜はメニューにないが、チェイニーズ・ブロッコリーをニンニクの味付けでオーダーした。
ともかく蟹を食べるのに時間が取られるので、他の料理に手が出ない。料理が食べられる頃になると、冷めているので蟹はスターターか、最後がいい。もちろんフィンガーボールもだしてくれるので、思いっきり蟹と格闘できるから、心配ご無用。

他のテーブルでは、 お決まりのクリスピーダックや焼きそばなどを食べている。我々だけ、なんだか野蛮?なものを食べていることに気づく。しかし、店の人は、そんな我々をうれしそうに、また、おもしろそうに見ていた。フレンドリーで気のつくスタッフがいるのもいいなー。(か)

2009年8月取材

店舗情報
住所:10 Gerrard Street, London W1D 5PW
TEL:020 7734 7615
WEB:
料理のタイプ:
価格の目安(1人) :£25
営業時間:
月-土 12:00-23:00
日 12:00-22:00