最終節までタイトル争いが持ち込まれたシーズンも終了、プレミアリーグはマンチェスター・シティの4連覇で幕を閉じた。

前年度に続き2位となったアーセナルは今年に入りわずか一敗。リーグ戦では27勝という、無敗優勝を遂げた03/04シーズンの26勝(12分け)を上回るプレミアリーグにおけるクラブ最多記録となったわけだが、またも一歩及ばなかった。

それほどマンチェスター・シティが飛び抜けていたということなのだが、これを受け再びきな臭い噂が再燃している。それがシティのFFP違反だ。

これまで不正な錬金術をめぐる115件の違反容疑をかけられていたシティ。これを全て否認していたことで、不正疑惑公表から一年以上経った今でも、未だ何も罰せられていない。

しかしここにきてついにプレミアリーグが重い腰を上げた。まもなくシティの115件に対する審議を開始することを発表。

しかし115件という天文学的な数字に審議が長期間に及ぶことは間違いなく、判決が下るまでこのままシティの長期政権が続くことも大いに考えられる中、シティも更なる攻勢に出ている。

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「このような訴えは中東とのつながりのあるクラブへの差別である」とプレミアリーグを逆に提訴するという、ウルトラCを発動。

この訴えにより、更に泥沼化することは間違いない。

前人未到の大記録とはいえ、ある意味「ドーピングによる強さ」という疑惑もあり、周囲からは冷ややかに見られているシティの4連覇。

この優勝にケチをつけられないためにも、そしてシティサポが心の底から喜ぶことが出来るためにも、早急な裁定を待ちたいところだ。