庭園博物館(ガーデン・ミュージアム)①
イギリスの博物館の始祖である庭師親子の足跡をたどって。
17世紀の博物学者トマス・ブラウンの話に始まり、ミュージアムの始祖の一人といえるオーレ・ワームの話、他のルネサンス期・バロック期のヨーロッパの博物コレクターの話を続けて書いてきた。何やらシリーズ物っぽくなってきたが、では、イギリスのミュージアムの始祖は誰なのか、に今回は行ってみたいと思う。
イギリスの大きな博物館の基礎を作ったコレクターとしては、医師で博物学者のハンス・スローン卿(1660 – 1753)が有名である。彼のコレクションが国に寄贈されたことが、大英博物館設立の契機となった。だが、この本格的な博物館時代到来の前に、イギリスの博物館の萌芽期を形成した人たちがいる。「イギリス最初の一般公開された博物館」を開設したトラデスカント父子である。この人たちのことを知るには、ロンドンなら庭園博物館へ行くのが一番だ。
・・・続きは
清水晶子(ロンドン在住ジャーナリスト)の「ロンドンのミュージック&ミュージアム」でどうぞ。
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