ブライトンの三笘薫をめぐる誤審がプレミアリーグをざわつかせている。

4月8日アウェイロンドンで行われたトッテナム対ブライトン戦において、16分右肩で受けたトラップからのゴールがVARの結果ハンドとみなされノーゴール。また後半、ペナルティエリア内で明らかに足を踏まれ転倒したものの、こちらもノーファールと、2点に絡む誤審によりブライトンは2-1で敗れ、後味の悪い一戦となった。

この対戦は5位トッテナムと6位ブライトンによる、ヨーロッパリーグ出場のみならず、チャンピオンズリーグへの可能性をかけた直接対決。その後審判統括団体PGMOLが誤審であったことを認めたが、審判団による謝罪は既に3度目。謝罪されてもポイントは返ってくることはなく、これらの誤審は議論の的となっている。

ビデオ判定技術(VAR)の導入により誤審の数は減少しているものの、まだ完全な解決策とはなっていないのが現実。今回も審判員がVARをチェックしての誤審ということもあり、今まさにVARの意味が問われている。

総じて言えることは、誤審はサッカーにおいて避けられないものであり、完全な解決策は存在しないということだが、これが優勝争いに水をささないことを切に願うばかりである。