Sex Pistolsは、かつて禁止されていたパンクの象徴”God Save The Queen”(イギリス国家でなく”アンチ”のほう)を来月むかえるエリザベス女王”PLATINUM JUBILEE” に向けて再リリースする。

1977年に女王の”SILVER JUBILEE”と同時に発売された彼らの2作目のシングル曲は、BBCやその他のラジオ局によって即座に放送禁止に。にもかかわらず、シングルチャートで2位に達した(音楽雑誌NMEのチャートでは1位を獲得)。不快感を避けるためにトラックが空白のタイトルでリストされたのはチャートの歴史上、このときだけ!

1977年6月7日、”SILVER JUBILEE”の祝日中に、この曲のリリース祝いをかね、バンド・マネージャーMalcolm
McClarenとVirginレコードはプライベート・ボートを借り、テムズ川で”The Sex Pistols Thames River Party”を決行。McClarenやVivienne Westwoodなど関係者11人の逮捕者を出した史上最も悪名高いボート・パーティの様子は1986年のAlex Cox監督作品”Sid and Nancy: Love Kills”でも描かれている。

今回はA&MバージョンとVirginバージョンをリリースする
どちらのバージョンもオリジナルのアートワークを再現。Virgin版はJamie Reid氏がデザインした女王をモチーフにしたおなじみのアートワーク。

実は、両バージョンとも予約だけで既にソールド・アウトとなっている。
定価14.99ポンドのシングルが、いったいいくらでeBayや中古レコード屋に並ぶのか今から楽しみ。