世界的にも珍しい華麗な馬車の博物館。

(日頃、自分の住む街ロンドンのミュージアムをご紹介していますが、時には遠出して、ということで、しばらく英国内の別の街や海外のミュージアムについて書いています。現在英国は感染症拡大防止のために、都市封鎖中。閉塞感高まる中、週末気軽にヨーロッパへ出かけていた日々が夢だったかのように思われます。再び旅行ができるようになった時も、改めて気づいた「移動の自由のありがたさ」を忘れることはないでしょう。今回は3年前のポルトガル旅行をふり返り、首都リスボンのミュージアムへご案内します)

リスボン名物、国立馬車博物館。古き良きものがさりげなく保存されたこの街の魅力を集約したような場所だ。「馬車」をテーマにした博物館は世界でも珍しいそう。ジェロニムス修道院など観光名所の多いベレン地区にあり、道をはさんで旧館・新館の2館が立ち並んでいる。中身は、ポルトガル及びヨーロッパの王侯貴族が所有した17世紀から19世紀の絢爛たる馬車の数々。大航海時代に世界進出したポルトガルの昔日の国力もうかがえる。

・・・続きは
清水晶子(ロンドン在住ジャーナリスト)の「ロンドンのミュージック&ミュージアム」でどうぞ。