事故防止

運転中は車間距離を十分に保ち、事故が起きやすい環状交差点(round­about)や駐車場では特に注意しましょう

事故が起きたら

万が一事故を起こしたり、巻き込まれたときは

• 安全にできるのであれば、車を交通の妨げにならないところに移動
事故の相手と、名前、車のナンバー、住所、電話番号、保険会社名、保険契約番号を交換
• 発生時間、場所、現場の状況、周囲の道路標識、交通状態等を正確に記録する。写真やドライブレコーダーで録画した映像があればなおよい
• 目撃者(witness)がいれば、連絡先を聞いておく
• 事故現場で「I am sorry.」は絶対に言わないこと。非を認めたことになってしまいます。ただし、「Are you all right?(だいじょうぶですか?)」、「Are you hurt?(けがはない?)」等の言葉で相手の状態を確認しましょう。また、この時点ではいかなる書類にも署名しないこと

事後処理

事故車に修理が必要な場合でも、保険会社の事前承認なしに修理を始めないように。まず加入保険会社の事故報告窓口に連絡して指示を得てください。 補償範囲内の損害は、保険会社が相手との交渉を行います

警察への届け

重傷者がいる、事故が重度の過失であると考えられる、あるいは路上で車両が危険な障害物になっているといった場合には、警察に連絡します。また人や動物(犬、馬、牛、鹿等)、第三者の所有物(建物や信号機等)を傷つけてしまい、現場で相手に詳細を渡せない場合は、24時間以内に警察に届けなければなりません

車の故障

車が故障(breakdown)した場合は、AAやRAC等のロードサービスに連絡を。ヨーロッパ大陸までカバーするものもあり、メンバーになっておくと安心です

犯罪と防犯

自動車本体や車内の所持品を狙う盗難を未然に防ぐため、車を離れるときは外から見える場所には何も置かないこと。アラームがある場合は必ずセットし、全てのドアをロックしましょう

事故の際はできるだけ冷静を保ち、まず上記「事故が起きたら」で挙げた必要事項を得るための情報交換にとどめ、それ以外は相手と必要以上に会話をすることを避けましょう

ロンドンの大気質を改善するために導入されたさまざまな車両通行税

① 渋滞税/コンジェスチョンチャージ(Congestion Charge)。クリスマスから元日の期間除く、平日7:00 – 18:00、週末12:00 – 18:00の間にロンドン中心部を通るほとんどの車両(オートバイを含む)にかかる。1日あたりの金額は、前払い(最高90日前まで)や当日払いは£15、当日以降3日以内になると£17.50。万が一支払いを怠ると、その罰金は£160となる。水素燃料電気を含むEV車や、自宅が当該ゾーン内にある場合は、割引や免除が受けられるケースもある。

② 排ガス「超低排出ゾーン」ULEZUltra Low Emission Zone)。2023829日よりグレーター・ロンドン全体に適用ゾーンが拡大された(M25は除く)。一定の排ガス規制を満たさない車両で乗り入れると、時間に関係なく24時間体制で渋滞税に上乗せして1日当たり£12.50が課金される。支払いはTfLによる「Pay to Driveを使用するか、「Auto Payで自動支払いにする。排ガス規制を満たす車両かどうかは、こちらのチェック機能を利用。この規制は排ガス規制を満たさない車両に乗るULEZ内の居住者も含まれるが、運転していない日には適用されない