航空券の種類と購入
航空券購入
航空券は、旅行代理店や利用する航空会社のウェブサイトから直接購入します。SkyscannerやExpedia等、各社の価格を比較・予約できるウェブサイトで検討するのもよいでしょう。
座席指定
航空会社によってはエコノミークラスでも航空券の購入時に座席指定できる場合があります。また追加料金で席を指定したり移動したりできるオプションもあります。詳細は各航空会社に確認しましょう。
欧州への格安航空会社(LCC)
行き先は限られますが、英国内各地や近隣諸国を低予算で結ぶ格安航空会社(LCC / Low Cost Carrier)も人気。座席指定や機内サービス等は有料です。
LCCの搭乗券
空港カウンターでの搭乗券発行は有料となることもあるので、オンラインでチェックインを済ませ、搭乗券を印刷または専用のスマホアプリ内にダウンロードしておきましょう。なおLCCでなくても事前チェックインやあらかじめ印刷した搭乗券が必要な場合もあります。また日本のパスポートの場合、空港でのみチェックイン可能というLCCもあるので、要確認。
LCCの荷物
LCCの機内手荷物は、サイズや個数が購入時の選択オプションに合っているかを厳しくチェックされます。自身が選んだオプションと異なる場合は別途追加料金がかかるので、事前に制限や料金等を調べておきましょう。また、預ける個数や重量は事前申告をしないとさらに高い料金が課せられることもあるので、土産物等で帰りの荷物が増えそうな場合にはあらかじめ申告しておくのが得策です。
LCCの注意点
遅延やキャンセル時の保障や対応は利用規定に明示されていますので、事前に読んでおくとよいでしょう。LCC利用では予期せぬアクシデント等が起こった際に融通が効かない場合もあるため、空港では常に時間に余裕をもって行動しましょう。また、発着空港が市街から遠い不便な場所にあることも少なくありません。街中に出るため公共交通機関やタクシーを使うとトータルの移動料金が一般航空会社の運賃と変わらなくなる場合もありますので、予約前に空港の所在地を確かめておくことをお勧めします。
日本への航空便
英国・日本間の直行便は、羽田空港、成田空港行きがあります(関西国際空港発着便は運休中)。その他の空港へは、経由便を利用します。
若者や学生向けに、一般より安いユース料金を設定している航空会社もあります。ユース料金が適用される条件は航空会社によって異なります。
経由便
比較的安価な経由便は、欧州各航空会社を中心に、北回りで1度の乗り継ぎが一般的。日本までの所要時間は、経由地と次のフライトまでの乗り継ぎ時間によって異なります。北回りで最短16時間 + 乗り継ぎ時間、南回りで最短22時間 + 乗り継ぎ時間となります。追加料金なしでストップオーバーできる場合もあり、利用価値あり。
身分証明書
国内線の利用にも写真付き身分証明書が必要です。求められたときに備えてパスポートを持参すると安心です。海外に出る際は搭乗前にチェックイン・カウンターでビザの確認を条件にしている航空会社もあります。
【LCCでも快適な旅行が受けられる有料サービスとは?】
格安航空会社は航空券が安価な分、有料になるサービスも多い。大手格安航空会社easyJetの場合、easyJet Plusの会員(年会費£215)になると、オンラインで予約する際の座席指定、専用の荷物預けカウンターの利用、就航都市のうち47の空港における専用セキュリティレーンの使用、優先搭乗等のサービスが受けられる。また、航空券購入後に同じ便の料金が下がった場合(セールを除く)は差額分を次のフライト購入の際に利用できたり、帰りの便の同日の早い便への無料振替も可能。その他にも、持ち込み可能な手荷物の数が通常の1個に加え、キャビンバッグ(最大56×45×25センチ)を機内に持ち込める等、頻繁に利用するなら会員になる価値があるだろう。
【ロンドンからの飛行時間の目安】
パリ 1時間20分
アムステルダム 1時間15分
ジュネーブ 1時間35分
コペンハーゲン 1時間50分
ベルリン 1時間50分
プラハ 2時間 00分
ウィーン 2時間15分
マドリッド 2時間25分
ローマ 2時間30分
リスボン 2時間45分