ロンドンで目下一番高いビルは、ロンドンブリッジ駅にある72階建てのThe Shard。ホテル、事務所、住宅、レストランやショップが入る複合的なビルで、その中ほど33階にある中華レストランHUTONGに行ってみた。

ビューイングを活かし、壁面が全面ガラス窓のこのレストランは、昼間ならその高さにおそらく足が震えるだろうが、訪れた夜はイルミネーションの美しさに目が奪われた。


高いビルのThe Shard

このお店は、北京の皇居の料理からインスピレーションを得ているそうで、北の中国料理の繊細さがあるとのこと。

香港にも店があり、同じく夜景が綺麗。


セントポールも見える。


暗めの店内。

さて、頼んだのは、この店のオススメの北京ダック(half £32
運ばれてくるとシェフがよく切れるナイフで綺麗に切り分けてくれる。


丁寧に切り分けてくれる(写真はホームページより)

チャイナタウンで食べるクリスピーダックとは、まったく違いすこぶる上品。
早速パンケーキにこのダックときゅうり、ネギを入れて巻いてほうばった。
ソフトな肉感のダック。しかし、私はいつものクリスピーダックの味と食感が好きだな。ダックの量に比較して、きゅうり、ネギの量が少ないのが残念だった。


切り分けられたダック

そして、スターターに頼んだもう1つは、点心の盛り合わせ。(£17.50)
カラフルな盛り合わせ。Xoのはいったエビは、プリプリ。ドビコが入ったタラと海苔も珍しいお味。とこの点心は、箸がとまらず一気にたいらげた。大満足!


いくつでも入ってしまう点心の盛り合わせ

一風変わっているのが、ヌードルが入っているHutong Dan Dan noodles £11。ナポリタンのスープ入り?という色合いだが、とてもシンプルでさっぱりとした味。この麺がいつもの中華スタイルとは違いスムーズに口に入ってくる。


つるりと入ってしまうヌードル。

正直言って、ともかくここのレストランの良さは、お料理よりも景色かな。
英国では高いビルが少ないので、ここから見る景色にお金を払うという理解でいいかと思う。
なお、オススメは、レストランよりもバーかな?
がっつりと食べるのではなく、つまみながら、アルコールを飲んで、高い場所からの景色を楽しむ。これが、簡単にできるのがここのバーだ。

ただし、レストランもバーも全ての席が展望のいいガラス窓に面しているわけではないので、その場所を確保したいなら、くれぐれも予約の際にリクエストをお忘れなく。(2019年1月)

Hutong

私の勝手な星印:

★★★☆☆


星印
★★★★★ 最高!
★★★★  また絶対に行きたい!
★★★   まあ、いいでしょう。
★★    次回はいかないかな?
     お勧めできないか

Level 33 The Shard 31 St. Thomas Street, London, UK SE1 9RY

https://www.hutong.co.uk