サービス業における個人の裁量
昨今、オンライン化で銀行の支店がどんどんと閉店している。そんな中、急遽口座を閉めたく、ある大手銀行の支店に出向いた。
口座を閉めたいことを説明すると月曜日の朝で、忙しいのか、休日の疲れがまだ、残っていたのか、対応してくれた若い女性スタッフが、「今はそのサービスは、支店ではやっていない。ここに電話して!」と超ぶっきらぼうに電話番号を書いた紙を渡してきた。
はは〜ん。これは、単にこの子がやりたくないのか、それとも今日はスタッフが足りないので面倒な仕事は引き受けない方針なのだろうと勝手にレッテルを貼って、少し移動するが、もう1つの支店を訪れることにした。
ここの受付は、かなり感じのいい人が接客をしてくれて「ごめんなさいね〜。そのサービスは、今は支店ではやっていないのよ。」とさっきとほぼ同じ回答があった。
そうか、同じ回答か。と先ほど対応してくれた女性を勝手にダメ出しして、レッテルをつけたことを少し反省した。
その後、家に帰る途中の駅に、支店があることを思い出し、もう1箇所、ダメもと、ゲーム感覚で寄ってみようとなった。
ここの支店は、先ほどよりも小さく、観光客やらアル中のような臭い人がいて、なんだかガチャガッチャしていて、落ち着かない。
それでも長い受付の列に並び、同じく口座を閉めたいことを話すと「身分証明書は持っているの?」とこれまでとは違う質問が帰ってきた。全ての書類を用意していたので、それを見せたら、あそこで担当者を待っていて。と言われ、結果、その場で口座を閉鎖することができた。
同じ銀行なのに、なんでサービスが違うの??という質問はこの国では愚問だ。やっぱりこの国のサービスは、個人の裁量なんだな〜と改めて確認した日だった。 皆さんもどうぞ諦めずに色々挑戦してください。
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